「じゃあさ・・・」
先生は右手でいきなり僕の首を掴み、押し倒した。
「ッ!」
一瞬、息が詰まった。
僕は抵抗しようと、両手で先生の腕を掴む。
しかし、左手で掴まれてしまった。
「何されたっていいんだろ?」
ニヤニヤと笑い、頬や唇を舐められる。
顔の上から唾を垂らされ、顔全体が先生の唾にまみれる。
「せんせぇ・・・」
「嫌だろ?俺のコト嫌いになっただろ?」
狂ったような目で訊いてくる。
「先生が、こういうヤリ方を望むのなら、僕は受け入れます」
先生は、一瞬驚いた顔をした。
そして、首から手を放し、何も言わず、タオルで顔を拭いてくれた。
「バカだろ、お前」
「何でですか?」
「ぃゃ、もうこの話題はよそう。質問なんだが、何でお前、保健室登校なんだ?」
「・・・ゲイだから」
僕は、呟くように言った。
二人、さっきと同じく、普通に座った。
「女が、嫌いなの?」
「あまり好きじゃないです」
正直に答える。
「何で俺のコト好きなの?」
「優しいからです」
先生の顔が赤くなった。
「なぁ、本当に、好きなんだよな?何されてもイイってなら、犯してもイイのかよ?」
「先生が望むなら、カラダを売ったって構いませんよ」