いつの間にか男同士で同じベッドにいた。
俺の家は田舎です。バスは一時間に一本しか通らなくて、回りは昔ながらの家屋ばっかり。スーパーも1k離れたところにある小さな小売商店だけだし。
そんな俺は高校三年生。町から30分電車に乗って市内の高校まで行く。
そんな俺はピンチに立たされている。10時に私立大学の受験が控えているのだ。ここからその私立大学まではバスや電車を乗り継いで3時間ぐらいの距離だ。俺は猛ダッシュで急いだ。なんとか9時51分にギリギリ着いた。
控え室に入るとその私立大学の推薦入試の定員が15名に対して100人近くいる。
明らかに多い!俺は愕然とした。もしかして落ちるかもしれない。
そんな心配もしていられない。
今回の推薦入試は小論文と面接で3分間自己PRがある。
俺は緊張してきて、何回も「面接で絶対合格」の本を見た。
緊張しすぎてヤバイ!!と頭を抱えていると、隣の男が話かけてきた。