「うっ…。」
僕の中に熱くて堅くて太いモノが侵入してくる。
僕は身動きを取れない。
首輪で繋がれているからだ。
金属の首輪には左右対称に金属の棒があり、その先には首輪と垂直に首輪より一回り大きな輪っかがある。
そこには今、僕のふくらはぎが入っていて僕の肛門はオムツを変えられる赤ちゃんより高く天井に向いていた。
そのままなら足を反動で持ち上げれば首も同時に持ち上がるのだろうが首輪と輪っかを繋ぐ金属の棒に自転車の盗難防止の為につけているチェーンの様な物を付けられてベッドに繋がれていて反動をつけて起き上がろうとすると、反動の分だけ首に負担がかかるだけで起き上がる事は出来ない。
僕の既にドロドロの穴に侵入してくるモノは先程も言った通りに熱く、堅く、そして太い。
しかも、重量感があり、僕が穴に力を入れて締め付けてもゆっくりと僕の奥へと侵入してくる。
僕が力を入れ続ける事に疲れ、ふっと力を抜くとズヴズヴと加減もせずに僕の腸壁を押し広げる。
「うぎぁ、あ…。」
目隠しをされていてはっきりとはわからないがこの堅さ、熱さは人間の物ではない。
この重量感というか、存在感も有り得ない。
形は全く同じかもしれないが、目を瞑っていてもわかるこの異物感。
多分、これは金属だ。
それも堅くて、重く、熱湯か何かで温めたのだろうか、とてつもなく熱い。
人間の体温では考えられない温度だ。
その熱さに狂いそうになった。
腸壁がドロドロに溶かされそうだ。
というか、むしろ既に溶けているような感覚すらしていた。
どうしてこのようになってしまったのだろうか。
そうだ、奴隷誓約書と奴隷契約書に酔って判子を押さされたからだ。