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駄文集。七「暗い部屋で」
 kuro E-MAIL  - 07/10/10(水) 22:54 -
何度チャイムを鳴らしても誰も出てこないので、俺は中にいる筈の彼に貰った合鍵を使って中に入った。ドアを開ける時の独特の金属の軋んだ音と匂いが俺を包んで部屋に飲み込んだ。玄関は靴が幾つも散らばっていてドアを閉めると中は真っ暗。微かに光が入っている台所は使ったまま現れていない食器が山積みになっていた。
戸を引いてリビングに入ると生暖かい空気が俺を包む。俺をここに招いた人間は布団の中で気持ち良さそうにスースー寝息を立てていた。
俺はコートを脱ぎ、ハンガーにかけながら、付けっ放しだったエアコンを切り、彼に近づいた。布団を少し捲り、彼に見惚れていると彼はブルッと肩を震わせ、目を瞑ったまま布団を探して手をそこやかしこにさまよわせた。
先ほどまでエアコンが付いていた部屋で身震いするな、贅沢な奴めと思って彼の手がベッドの上をさ迷っているのを笑ってみていた。すると俺の服を掴んでグッと自分に引き寄せた。俺は彼を10センチも離れていない所から見下ろし、彼にも聞こえる位の音を立てて生唾を飲み込んだ。
無意識に俺は目を瞑って彼の唇に唇を落とした。浅い唇が触れるだけの口付けがきっかけで我慢できなくなり舌を少し強引に彼の口内へ差し込む。彼の唇を、彼の歯列の間を縫って俺の舌が彼の中に入る。少し乾いた口を俺の唾液で潤して、少し冷たい彼の舌に一方的に舌を絡めた。
同時に体を支える右腕の代わりに左腕を布団の中に潜らせ、彼のベルトを探る。そしてベルトに届いた時点でそこまで下降させてきた左手を彼のティシャツの中で上昇させる、彼の地肌を張って。
俺が彼の少し高めの体温を感じると同時に彼は小さな喘ぎを漏らし、俺の服を一層強く握った。そして彼は唇を重ね続ける俺を一瞬虚ろな目で見た。左手の方を確認していた俺は彼の視線に気付いて目があってしまった。しかし彼は拒絶する事無く、まだ冷たい舌を絡ませてきた。珍しく積極的な彼に俺の興奮が鼓動に比例して一気に高まる。
先程まで外気にさらされ、芯まで冷たくなった殆ど感覚の無い動きの硬い指で何度も確認する様に固くなった乳首を擦ると彼は眉間に皺を寄せ、声を我慢しきれずに、口付けの合間に荒い息と共に喘ぎを吐き、俺の熱を帯びながら指と同じ様に乳首を固くしていった。
俺は激しく舌を絡めつつ、乳首を弄りながら足を布団に入れ片方の膝を彼の足の間に入れて下から彼の股間に押し付けた。
「んっふ!」
我慢できずに溢れた声には驚きも含まれており彼が一層可愛く思えた。
俺は彼の体温で暖かくなった左手を膝の鈍い感覚で微かに感じた堅くなった彼のイチモツを求めて彼の肌をネチっこく這いながら下降させてゆく。彼は左手が動き始めると同時に俺の次の行動を察して手がベルトに触れる前にベルトとチャックを外した。
お陰で俺の手はすんなりと彼のズボンの中へ侵入した。
パンツ越しに彼の熱く堅くなったイチモツに触れる。人差し指から小指の四本でさおを握り、先っぽの少し湿った部分を親指で擦ってやるとジワジワと知るが溢れ、下着を少しずつ濡らし始めた。
その内塗れた下着とイチモツが擦れてクチクチと湿った音が部屋に響き始めると彼は自分のティーシャツを捲ったので唇から離れて乳首に吸い付いた。
彼は息を荒げながら時々色っぽい喘ぎを漏らした。軽く歯を立ててやると両腕で俺の顔をぎゅっと胸のほうへ引き寄せた。俺は更に激しく音を立てて吸ってやると彼はその音にも敏感に反応し、更に可愛くなった。
声を出すなといった覚えは無いが、自ら両手で口を塞いで声を我慢していたので
「声、我慢すんな。俺だけしか聞いてねんだし、もっとえろく鳴いてくれた方が俺も興奮するし。」
と言ってやったが口に手を当てたまま頭を横に振り拒絶したので
「まぁ、我慢してんならそれはそれでソソるけど。」
と付け足した。ただ、そう言ってはみたもののやっぱり声は聞きたかったので無理矢理出させる事にした。要は我慢すら出来ない程、理性が吹っ飛んじまう程に感じさせてやれば良いのだ。
そう決めると今まで焦らしていたイチモツに直接刺激を加える為、下着に左手を突っ込んだ。もう汁でダラダラのそこを強引に掴むと彼が声をあげた。
「んぁ…ぁひっ!」
扱き始めると腰を弾いたが俺の手は執拗に彼を攻め立てた。彼も俺の手首を両手で強く握ってはいたが、時々びくりと俺の動きを静止させただけで本当の意味では全く俺の邪魔はしなかった。
そして俺が単調な動きに少し飽きてきて頭の中に余裕が出来た時、今まで相手を気持ちよくさせようとしか考えていなかった頭の中にやっと自分の事を考える余裕が出来て急に我慢出来なくなってしまった。無意識に余裕を持つ事で余裕を失ってしまったのだ。
俺は彼の汁でトロトロの指を少し下に下ろして右腕で彼の足を持ち上げ、彼のアナルを弄る。彼もビクビクと体を一時的に痙攣させる。そして少し強引に彼の穴に侵入する。
「っく…!」
彼が少し苦しそうに言うが俺はそれに構う余裕を失っている。彼の汁である程度まではほぐせたが、まだ俺のが入る時は彼に苦痛を強いる事になってしまうだろう。
俺は上半身も布団(もう殆どベッドの足元でぐしゃぐしゃになっているのだが)の中に入れて彼の両足を両手で持ち上げて彼のアナルが天井を向くようにした。
そして双丘を手で左右に分け、アナルが良く見えるようにして、舌を這わせた。彼が気持悪そうに
「ふぁあ!そ、そんなとこ…っ!」
と鳴いたが俺は奥へ奥へと舌を伸ばす。唾液は垂れ流しで舌を伝って彼のアナルをどんどん濡らしてゆく。舌を動かす度に
ニチャ クチャ ピチャ ヌチュ
といずれかの音がする。
唾液でドロドロになったので指を挿入してみた。先程より簡単に彼の中に指が侵入する。彼は顔を上に向けながら恍惚した感じで言う。
「ふあぁ…。」
少し余裕が出てきた俺は彼に意地悪っぽく聞いてみた。
「気持ちぃの?」
彼が少し不機嫌そうに首だけを立てて眉間に皺を寄せ、アナルを舐めながら指を入れる俺を睨んで、またぱたりと寝てしまった。とりあえず俺は勘違いでも彼は気持ち良いのだと自分に言い聞かせた。そうだ、アナルを弄られてチンポはビンビンだし、先走りがいっぱい腹についてこの部屋に入る僅かな光を反射していやらしく光っている。

引用なし

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