1学期のテストが終わって、
大輔さんに報告した日、
学年平均よりも高い結果で上位になったことで、
褒めてくれて、僕はかなり上機嫌になっていました。
その日の授業は軽めにしてくれました。
半分以上部活の話をしました。
ラケットで手にマメができていたのを大輔さんは、見てくれてて腕や手のひらのマッサージをしてくれました。今思うとこの時が初めて
大輔さんと触れ合った日になりました。
こういった事も大学で実習してるとのこと。
僕がスマッシュやサーブの玉のスピードが速くならないと相談すると、筋トレのやり方も細かく教えてくれました。
同じ週の2回目の授業の時に、
大輔さんは俺のだから使えって事で、
筋トレマット、ダンベル、さらにはスパッツや
トレーニング用のウエアも貸してくれました。
「ひろき、これ俺のお下がりだけど、やるから着てみな。」
「え?今?」
「試してみろよ。」
「わかった。」と何のためらいもなく、
上を脱いでぴちぴちのアンダーアーマーの黒色のインナーウエアを着た。
その時、腹筋を触られて「全然無いじゃん筋肉」と言われ胸筋や肩、腕を触診してくれました。
「早く下も履いてみろよ」
制服のズボンを脱いで履こうとすると、
「これ、ノーパソで履くやつだからパンツも脱がないと」
「あっそうなの!?分かった。」
仲良くなったとは言え少し恥ずかしかった。
「ひろき、まだ皮かぶってるのか。
剥かないと包茎になるぞ」と突っ込まれた。
「似合う、似合う、ちょっと大きいけど、
成長するし大丈夫だろ。使ってな!」
「ありがとうございます。」
この上から制服を着直し授業を再開。
この日が大輔さんに初めて裸を見られた日になった。