雅章からの告白を受け1週間・・・
俺は雅章のこと好きなのか??
先生と生徒なのに良いのか??
仮に付き合ったとして、周りに隠し通せるか??
などと考えているうちに期限の俺の授業の日が来てしまいました、本当にあっと言うまでした。
この1週間は俺から雅章にメール送っても、電話してもスルーされてしまいました。
たぶん、彼なりのけじめなんだろうと思いはするものの、凄く寂しかった。
この時俺は気づきました、ああ俺も雅章のこと必要な存在なんだなって。
でも、俺と雅章は先生と生徒だし・・・そんなことを考えているとどんどん時は進んでいくもんで、あっという間にお昼の時間。
昼飯はいつも決まって同期に入ったスポーツ系コースの先生、睦と食べている。
流石に3年一緒に昼飯食っていると、俺が何かで悩んでいるのがわかるらしい・・・。
睦「良太、何か悩んでるだろー。もしかしてまだ、あいつのこと引きずってるのか??」
そう彼睦先生は俺の良き理解者で、俺がバイセクシャルな事元カレと別れた事も知っている。
俺「いや・・・違うんだ。」
睦「ふーん、まぁあえて聞かないけどあんまり悩んでると波に乗り損ねるぞ」
俺「すぐ、そうやって波乗りの話にするだから・・・。いや、まぁ確かに正論ではあるんだけどね。」
睦「お前だってすぐパソコン用語使うだろ!!ほら、この間だってオブジェクトとオブジェ間違えたし(笑)それと同じだよ!」
まぁ、いつもこんな感じでお昼の時間は過ぎていくわけで・・・( ´∀`)
そしてお昼休み後1コマ間を置いて雅章のとこの授業です。
授業が始まり、どうも俺は普段通り授業が出来ません。
というか落着きが無さ過ぎて、明らかに挙動不審なやつです・・・。
そして心の中で最後の決断をしました。
俺も雅章のことが好きだと伝えよう。
生徒と先生とか、ばれたらとかそれはその時二人で考えれば良いやと決断しました。
そして授業終了まじか雅章からメールが入りました。
「この間のところで待ってるね」
と、授業をなんとか終え早々と帰り支度をして雅章が待つ3階の角の空間まで行きました。
俺「ごめん、少し待たせたな・・・?」
雅章「いや、大丈夫だよ。急かすようで悪いけど、良太結果は??俺、覚悟出来たから、覚悟が鈍る前に言ってくれ!」
俺「ああ、うん。俺も雅章の事好きみたい、だから付き合って下さい!!よろしくお願いします。」
雅章「え?!ホント?嘘じゃないよね!!凄い嬉しいんだけど!!」
俺「まだ、前のやつの事引きずってるけど今は目の前の雅章が好き。その事は変わりようもない事実だよ。」
雅章「ははは、相変わらずはっきり言うねー。でも、大丈夫。前の奴の事なんかしっかり忘れさせてやるから!」
そういうと雅章は俺に抱きついてきた。
雅章「まぁ、良い結果が出たし約束果たそう!」
俺「約束??なんだっけ??」
雅章「だーかーらー次あったらするって話(笑)」
俺「色気も何もあったもんじゃないなー。まぁ、ともかく飯でも食べに行こう??俺車通勤だから酒飲めないけどどっかでゆっくり話しながらさ。」
雅章「えー、俺は良太せんせーが食べたいんですけどー。」
俺「はいはい、そこー。セクハラで訴えますよー。」