体を拭きリビングに戻った。
悠:「なんか飲むか〜?水かお茶かジュースあっけど」
俺:「お茶にする〜↑」
俺はソファーに座り、テレビをつけた。そしてテーブルの上にある、ある物に気付いた。
俺:「悠乃〜これ何〜??」
悠:「あっ、気付いた?」
俺:「いや、他に物がないのにそりゃ気付くよ!」
悠:「表見てみ?」
俺はよく分からないまま言われた通り何かが書いてある表を見た。俺は言葉を失った。
俺:「………………これって。」悠:「見ての通り、婚姻届(^_-)-☆」
俺:「見れば分かるけど、どうゆうこと??」
悠:「俺とお前の愛の証?笑」
俺:「…悠乃。」
悠:「まぁ実際に結婚することは出来ねぇけど、この婚姻届に俺らの名前書いて部屋に飾んの〜俺らはずっと一緒だって証も欲しいやん?こんな紙切れ1枚だけど…なんつうか〜いくね?」
万遍の笑みを浮かべ話す悠乃。
俺はその言葉を聞き開いた口がふさがらなかった。
悠:「あん時お前をすげぇ傷つけて、いっぱい泣かせた。俺の過ちがあって直也を傷つけた。俺のせいでな。お前と別れを選ぶ事が2人の幸せなのかなとかバカな考えもした。だけど実際別れてそのバカさに気付けた。こんなにも人を好きになるってなかったから俺も色々戸惑った。どれだけ愛してるか言葉では伝えきれねぇから俺なりに考えて、この証に思い付いたんだ。………名前書いてくれるか?」
涙が止まらない。ただただ涙が溢れてくる。人生でこんなに嬉しく、幸せな涙はこれ以上ない。
俺:「グスン……ずるいよ。こんなサプライズ。グスン。…あんな大きな過ちして、こんなバカでしょうがない奴は俺以外愛せないよ?笑。グスン。」
俺は止まりそうにない涙を拭き答えた。
「勿論サインするよ!!俺以外に書かせたりしない!!悠乃…俺も心から悠乃を愛してるよ。」
俺と悠乃は今までで1番暖かく、幸せなキスを交わした。
悠:「涙でしょっぺ!お前はほんまに泣き虫やな!笑」
俺:「うるさい(>_<)べーだ!」悠:「可愛い☆」
俺の頭をくしゃくしゃ撫でながら言った。