「なぁ、こぉゆぅときって、もっと楽しいもんじゃないの?」
沈黙に耐えきれなくなったのか、カズ先輩が口を開いた
「たとえば?」
「たとえばって、先輩、そりゃ恋愛の話題とか性的な話題とか…おふざけとか」
「……ユキ、ユウ、お前ら、交ざれるか?」
シュン先輩がいきなりこっちに振ってきた
「だ、大丈夫です」
「たぶん…」
「…そか。なら、してイイ」
テキトーな返事
「そっけなぃすっねぇ先輩。ぁ〜、もしかして、俺はもう経験あるから、そんなガキみたいな話題はしねぇんだよって感じですかぁ?」
先輩のえっちぃなどと騒ぐカズ先輩
「…誰も経験あるからなんて言ってないぞ」
「……」
チョット沈黙
「な、なんだ。そんなに俺が童貞なのが変か?」
「…ぃゃ、変ってゆーか、なんつーか…。俺はてっきり、ユウとしたもんかと…」
「はぁ!?」
「なっ、先輩!」
俺もシュン先輩もビックリな発言
「だって…なぁ、ユキ」
「はぃ。なんか、見た目、かなりラブラブでしたから」
照れながら言うな
「第一、男同士だろ?無理に決まってんじゃん」
「ユウはしたもんな、男と」
「ぇ、あ…」
昔のコトを言ってるのだろう
カズ先輩の顔が<ヤベェ>って顔になる
「ユウ、ワリィ。嫌なコト、だったよな」
「ぃぇ、気にしないで下さい」
精一杯の営業スマイルをする俺
「ん…、ぁ、ユキゎ?エロいコトとかある?」
「俺ゎ…見られたりは…嫌いじゃないです…」
「……」「……」「……」
いつから話題が視姦になったのだろうか