佑『耳…弱いんだ…また俺と同じとこ見つけたっ』
いつもの佑クンとは違う。
何か…色気があって…
でもこんな佑クンも好きだ。
僕『中村何やってん…だよっ…』
佑『人の肌って…暖かいな…』
そう言いながら、
佑クンは僕の体操服の中に、
手を入れてくる。
僕『ぅっ…中村っ!ふざけるのはよせって!』
佑『…でも乳首…立ってるよ?』
乳首をいじりだす佑クン。
僕『乳首…は、元から立ってる…の。』
―ジャー
水の流れる音と、
遠くに聞こえる体育祭の音。
佑『なぁ…早く洗ってくれよ!』
僕『ぁっ!うん!』
どこから妄想だったのかわからない…
ただ横にはいつもの爽やかな佑クン。
僕『中村って耳弱い?(笑)』
ふざけて聞いてみた。
佑『ぇっ…ぅん。秘密な!…っつか何で知ってるの?(笑)もしかして境もなのか?(笑)』
やっぱりさっきのは妄想か…
僕『…。』
僕は無言で頷いた。
佑『カワイイなっ(笑)』
僕『はいはいっ!』
何か妄想してた自分に苛立ち、
ちゃっちゃと佑クンについた泥を洗った。
佑『何か怒ってる?』
僕『別にっ!』
佑『怒ってるって!(笑)』
僕『怒ってないもん!早く服着て!応援しに行くよっ!』
そう言って佑クンに背を向けると、
佑クンは僕に抱き付いてきた。
佑『何でさっき何か考えながら勃起してたの?…もしかして俺の体見て発情した?(笑)』
僕『まさかっ!気持ち悪いから〜(笑)』
佑『へ〜…。』
そう言うと佑クンは僕の耳を舐めた。
僕『ぅっ…』