コメありがとうございます。
入学して2ヶ月たった6月のある日
俺達3人は昼飯を食べていた。
山本「拓也また来たぞ」
俺「誰?」
高木「香織ちゃんだね〜」
香織ちゃんというのは同じクラスの女の子である。
この子は入学早々に俺に告白した子である。
ある事件がきっかけで俺は恋愛に対してネガティブになった。そのため1回目の告白では俺は断った。
ここである事件について話さないといけない。
俺は自分で言ってはあれだが、清爽な感じがあるらしく女の子に人気があり、中学時代からよく告白されることがあった。しかし、俺は恋愛経験と呼べるものが一つしかない。しかし、それは俺にとっては悪い思い出しかない。
中学2年の時、俺は同じクラスの麻衣という女の子に告白された。俺自身も好意を持っていたので付き合うことになった。純愛を夢に見ていた俺だが、麻衣は二股をしていたのだ。浮気相手は俺の親友だったのだ。彼女に裏切られ、親友に裏切られた俺は恋愛に恐怖心を覚えるようになった。それ以来俺は人と壁を作るようになった。
もちろん仲良くなった、圭介や貴宏ともどこかで壁を作っていたのだ。
香織ちゃんはその後何回か告白されたが俺は断り続けた。
香織「拓也君ちょっといいかな?」
俺「別にいいけど・・・」
俺と香織は屋上に上がった。
俺「話って何?」
俺は不機嫌だった。
香織「今まで何回も告白してごめんね。でもどうしても拓也君のこと諦められなくて・・・私、拓也君のことが大好きなの!」
またか・・・もううんざりだな
俺「俺も何回も言っただろ!俺は付き合う気なんてないんだ・・・もうやめてくれないか」
香織「なんで?なんで私の気持ちが分からないの?こんなに拓也君のことを想っているのに・・・」
香織ちゃんは泣きながら言った。
俺「女は自分だけのことしか考えないし、勝手に不安がって泣いて・・・俺にとって女なんてウザイだけなんだよ!!」
俺はそう言い放って教室に戻った。
高木「お帰り〜話なんだった?」
俺「はぁ・・・また同じだよ」
山本「香織ちゃんまだ諦めてなかったのか?」
俺「そうみたい・・・マジウザイわ!」
高木「もったいないな〜香織ちゃん可愛いのに」
俺「女なんてウザイだけだよ」
山本「まあ〜俺もあれだけしつこい女の子はNGだな」
そして俺にとって最悪な事件がおこった。
あれは夏休みに入る前だった。
放課後俺は日直の仕事をしていた。
高木と山本には玄関に待ってもらっていた。
すると教室に他クラスの子が入ってきた。
女「仲原君〜高木君らがそれ終わったら体育館裏に来てってさ」
俺「ありがとう!メールでもよかったのに・・・ああ〜携帯忘れてたんだっけ」
女「じゃあね〜」
俺「うん」
俺はさっさと仕事をすまし体育館裏に行った。
でも体育館裏になんて何の用だ!?
山本「おい!あれ拓也じゃね?どこ行くんだ?」
高木「ほんとだ。待っててあげたのにな。ついて行こう」
俺は言われた通りにそこに行くと、そこに香織ちゃんとさっきの女の子がいた。
俺「香織ちゃん!?なんでここにいるの?それにその子・・・」
するといきなり後ろから誰かに殴られた。
気がつくと俺は身動きが出来なかった。それと俺は素っ裸になっていた。