Mだ。
そこには笑顔のMが、俺を見て立っていた。
M「お疲れ!試合残念だったなぁ〜。でも最後までみんなの気迫が伝わってきたな。いい試合だったよ!」
俺はびっくりした。
その時電車が到着した。
M「ささ、乗った乗った!」
俺はMに背中を押され、そのまま中へ。丁度二人で座れるとがあり、そこに座った。
俺「なんでMがここに?ってか、試合見にきてたの?」
M「あ〜やっぱり気付いてなかったか(汗)俺も声かけようか迷ったけど、集中してたみたいだったし、邪魔したら悪いなって思ったから声かけなかった。あ、でも、応援はしっかりしたぞ!!」
俺「そっか…ありがとう☆」
俺は笑顔でこたえた。M「…お前、無理してねぇか?泣きたい時は泣いてもいいんだぞ?オレの胸ならいつでもかしてやるからな☆」
俺「うん↑でも大丈夫!!結構ピンピンしてるから☆オレ切替えかなりいいみたい(笑)でも心配してくれてありがとう!また機会があれば貸してくださいm(_ _)m」
M「…そっか。わかった!!んじゃまぁ次は早速受験だな!(笑)」
俺「うわ…そういうこと普通今言いますか?(笑)」
M「だって切替えかなりいいんだろ?(笑)」俺「うわ〜(笑)」
そんな感じでいつものように振る舞った。
でも…正直きつかった。一人になりたかったってのもあるし、これ以上Mに優しくされると、ホントにMの胸で泣きたくなってしまう。泣くだけならいいだろうけど、一度気持ちで甘えてしまうと、今まで抑えてきたMへの気持ちが一気に溢れてきそうで…それが怖くて…素直に甘えられなかった。
それからしばらく、どちらも話さなくなった。
電車の音が、段々遠くなっていった。
「…ぉぃ…コウ…」
遠くで誰かが呼んでいる。
M「…ぉぃ…ぉい!起きろ!もぉ駅着いたぞ!!」
俺「…え?…あ、うん!」
気付けばそこは地元の駅だった。試合の疲れからだろうか、思いっきり寝てしまった。しかもまだ眠くて、頭がぼーっとしてる。
M「おい大丈夫か?」俺「…多分」
M「多分てお前…うちきてちょっと休んでくか?」
俺「…うん」
『…うん?おいおいちょっと待て。ぼーっとしてるからって、なに即答してんだよオレ(汗)まぁここで拒否するのも変だし…まぁいっか。』
そぉ深く考えず、オレはMについて行った。
この判断が、これからの二人の関係を変えることになるともしらずに。。。