レスありがとうございます!!読んでくれてる人がいること、ホントに感謝です!頑張ります☆
続きです。
二人でオレンジジュースを飲んだ後、どちらも話しだそうとはしなかった。
窓から吹く風と夕日が心地よく、風に揺られるカーテンと、遠くの電車の音だけが聞こえる。
沈黙が心地よいものなんだって、その時初めて知った。
自然と、涙があふれてきた。
オレはMに見えないように、Mとは反対にある窓を見つめた。
少し上を向いてこぼれないようにしたけど、涙は頬つたってこぼれていく。
Mは多分気付いているだろう。
それでもオレは、Mに涙を見せたくなかった。
今優しい言葉をかけられると、もぉ自分を制御できない気がしたから。
その時、Mがオレの隣りに座って、オレをそっと抱き寄せた。
俺「……放して…」
M「………」
離れようとするオレを、Mはギュッと引き寄せた。
俺「お願い…」
M「…なんで?オレのそばが嫌なんか?」
俺「…違う。」
M「んじゃなんで…」
俺「……好き…だから…」
M「えっ……」
その瞬間、さっきまで力強かったMの手が、少しゆるんだ。
俺「…俺、前からMのこと好きだった…でも、無理なことだってわかってる。だから…お願いだから、これ以上優しくしないで…お願い……」
オレは泣くのをこらえながら、でも堪えきれなくて、途切れとぎれにそぉ言った。
もぉ終わったと思った。告白したら最後だってわかってた。元の関係にはもぉ戻れない。
これからも、友達でいてくれな☆
そんな言葉ぐらいなら、受けとってもらえるかも…
でも、これ以上優しくされて、自分を全てさらけだすのは絶対嫌だった…
そんなことをしたら、Mは一生オレと関わろうとはしなくなるだろうから……
M「……ごめん…」
……だよな。当然の返事だ。気持ち悪いとか言われなかっただけまだましか…
オレは少し自暴自棄になりながら、でもこれ以上二人の関係を壊したくなくて、笑顔をつくってこたえようとMから離れようとした。
…その時、Mがまたギュッて、さっきよりも力づよく抱きしめてきた。
俺「………え?」
M「…ごめん…ほんっとにごめん……」
俺はわけが分からなかった。言ってることとやってることが矛盾してる。
お願い…M、これ以上オレに優しくしないで……
そぉやってオレが溢れ出しそうな思いを抑えていると、
グスッ
っと、オレ以外の泣く音が…
『……M?』