その日俺は部に顔を出すのは午前中の予定やったんやけど、友達との用事が長引いて三時からになってしまった。
三時に顔を出すと、「こんちは!!!」と元気な声が道場から聞こえてきた。
それは一年の勇志。もう誰もいないと思ってたから、かなりびびった!
俺「勇志珍しいな。おまえそんな練習熱心やったっけ?」
ゆ「さぼってると他の奴らに抜かれるっすから。もうすぐ大会近いし、真面目なんす!」
俺「普段はさぼり魔やって今の主将にきいとるぞ!」
ゆ「まあ、それは…笑あ、先輩、練習見てもらってもいいですか?俺次の大会レギュラー入りたいんで苦手なところを教えてもらいたいんです。お願いします!」
俺「いいよ、俺でよかったら!可愛い後輩のためやからなー、それくらいしちゃるけんな!」
ゆ「さすがー!先輩大好きっすよーー(^O^)」
みたいな感じのやりとりやったかな。
でもせっかく真面目に練習に付き合ってやったけど、勇志はどうやら癖が付いてしまっているらしく、なかなか治らない。
そうこうしているうちに、まわりはだんだん暗くなってきていた。
時計を見るともう八時。
俺「まずは癖治しからだな。とりあえず俺は明日も来るから時間あわせてゆうしも来いよ。」
ゆ「はい!お願いします!」そして俺は先に部室の先にあるシャワー室に行くことにした。
俺「弓と矢片付けとけよー」ゆ「はい!」
そしてタオルを持って道場から出た。