男のモノのデカさは、身体とのバランスでデカくも小さくも見えるものである。
肩も足もかなりがっちりしてきたとは言え、まだ瞬は大人より一回り小さい。その身体に比べ、モノはかなりアンバランスにでかく見えた。
そんな感想は瞬には伝えず、湯で身体を流し、瞬にもかけてやった。
以前と同じように、浴槽の中で向かいあって話をする。身体がでかくなっているので、浴槽内は前のようにはゆとりがない。俺が足を伸ばし、瞬が俺の太腿の上に足を重ねるような形になる。
中学校の話など、他愛のない話をしばらく続け、身体もかなり温まったので俺は浴槽のふちに腰をかけた。
ふと、瞬の会話が途切れた。瞬の目は俺のモノをじっと見てる。そう。湯に浸かっている瞬の目線と俺のモノは同じ高さだった。
俺はたいして気にするそぶりも見せず聞いた。
『何?どうしたのよ!?』
瞬はニコリとして言った。
『俺のもこんなにでかくなるのかなぁ』
『ま、デカイさは人それぞれだし、そんなに大切な事でもないぞ。』
『ん、でも俺、先生みたくなりたい』
きっと俺なんか、それ以上にガタイもモノもよくなりそうな瞬の言葉に少し嬉しさを感じながら、笑顔だけ作って何も答えず、シャワーの栓を開いた。
『背中擦るよ!』
『おぉ、頼む』
椅子に腰掛け、瞬に背中を向けた。
肩を擦る時、タオルの動きにあわせて、時おり瞬のモノがピシピシ身体に当たる。
ほんの僅か、瞬に男のニオイを感じた瞬間だった。
『もう、いいぞ。ほら、瞬、背中向けろ。』
瞬の背中を擦ってやる。肩の太さ、背中の筋肉の張り。俺は仕返しにとばかり、わざとモノをピシピシあてながら。そして、ついでに脇腹や太腿もついでに擦り。最後にシャワーで流してやった。
『OK。ほら。』と前を自分で流すようにタオルを渡したが、瞬の様子がおかしい。
『先生、笑わないでね〜』
『は!?何を?』
子犬のようなクリッとした目をニコッとさせて、瞬はこっちに身体を向けた。