今日もいつものように遅刻して学校に行った。
中庭を通って教室に行こうとすると、池の前で先生とバッタリ出会った。
「J、あいかわらず重役出勤だな〜。」
無視して行こうとすると、腕を掴まれ、俺が振りほどこうとすると、
よけいに力を入れられ、抱き寄せられた。
そして俺の耳元で「いいのか?そんな態度で」と腕をねじあげてきた。
「違うっすよ!急いでたから…」腕が痛いたい!
先生は「急いでいるのにブラブラ歩くんか?」と言いながら、さらに俺の体にくっ
つくようにジャージ姿で迫ったきた。
「痛いよ〜、離せよ〜」アラミスの香りがした先生の体に、わざと体重をあずけて
叫んでやった。
「放してやるかわりに、腰パン直せよ。この寒いのにTОММのパンツが見えてるぜ!」
「わかったよ!だから放せよ!」もっと先生に抱かれていたかったが、腕も痛いん
でしぶしぶ言った。
「ここで直せないだろ。こっちへ来い」先生は、俺の手をとったまま、校舎内のト
イレに俺を連れ込んだ。
そのトイレは来客しか使えないトイレで、しかも、身障者用の広いスペースの個室
だった。
「ここで直せ!」と言いながら、トイレの引き戸を閉め、鍵を下ろした。
「うるせーなー。直すと言ってんだろ!」俺は、偉そうな口とは反対にドキドキし
ながら後ろを向き、ベルトを外した。