ルイは身長が185もあってお父さんがイギリス人らしいがずっと日本で育ったため英語はあまり話せないらしい。映画や舞台や美術鑑賞、写真や小説が好きで俺もそれらが凄い好きだからあれこれ話している内にお互い興奮して声が大きくなっていった…実家は長野で高校を卒業してモデルになる為に上京して来て見事夢を叶えてしまった…らしい。
今度はコレクションモデルにも挑戦したいと目を輝かせながら話していた。
俺の話も聞いてくれた。
楽しくて楽し過ぎて俺は明日、学校があるって事もルイが仕事あるって事も忘れてめっちゃ飲んでしまった。ルイも同じペースで飲んでいた。
しかし普段より多く飲んで居た俺は気分が悪くなりトイレに駆け込んだ。吐いて少しマシになったな…と思った頃、ルイが心配してトイレに来てくれた。
ルイ「恭助ぇ??大丈夫か?水持って来たぞぉ〜」
俺「ぅん!!もう大丈夫。ありがと―」
と言い立ち上がりトイレを出た。
ルイが体を支えてくれて水を飲ませてくれた…安心した。体が密着しルイの匂いがした…ほんのり甘酸っぱくて優しい匂い…ドキドキしてしまう…
俺「もう大丈夫(^^)」と言い席に戻った…が、ルイは立ったまま「もう今日は帰ろ!!」と言い上着を羽織って俺の分の荷物まで持って出口に向かって歩き始めた。
俺も急いで上着を羽織ってルイの元へ行ったがルイはレジを通り過ぎて行った。
俺はまさかルイが払ってくれた?と思いレジに居た店員さんにさっきまで飲んで居た席を指差し、
「あそこの席のお会計ってどうなってますか?」と聞いてみた…
店員さん「あちらの席のお会計はもう済んでおります。」
最悪だ↓
急いでルイに追い付いた。
俺「ルイごめん!!いくらだった?」
ルイ「何がぁ?」と、とぼけたフリをしている…
俺「何がって…お会計!!払ってくれたんだって!?いくらだった?」
ルイ「あぁ会計ね★それなら良いよ(^^)今日は恭助のモデルデビューって事で俺のおごり!!」
俺「いやいや!!」としても断固として受け取ってくれず、ありがとうと言い甘える事にした。
しかしそれから記憶が無い…
再び記憶が戻った時には室内に居た。
あったかい…良い匂いがする。
どうやらベッドで寝ていたらしい…枕からほんのり甘酸っぱい優しい匂いがした…この匂い覚えてる。
あっここはルイの家だ…
俺は最低で最悪だ↓↓
しかし見渡してもルイの姿が無い