初めまして!遙と言います。
これは実体験を元にした創作話です。もし良かったら読んでいってください☆(*´v`)
あと、登場人物は皆仮名です。
当時僕が高校1年生だった年の秋、文化祭で僕のクラスはメイド喫茶をすることになりました。
男子校の為、メイドの格好をするのはもちろん男子。僕もその中に選ばれ、メイド担当になりました。
僕の身長は155cmで小柄な方で、目も割と大きく、たまに女子と間違われることもありました。そして先輩や同級生にまでも可愛がられる存在でした。そんなところから、少し調子に乗っていました。
「遙!お前そろそろ休憩入って良いよ!」
「わかった!ありがとう♪」
同級生とそんなやりとりをして、僕はメイドの格好のまま、他のクラスの友達に会いに行こうと教室を出ました。
直前に来ていた先輩には「女子みたいじゃね?」「遙本当に似合ってるよ♪」「可愛い!」などともてはやされ、上機嫌でした。
すると、茶髪で少しガラの悪い男が二人、僕に話しかけてきました。
「君すげー可愛いね☆」
「えっ…ありがとうございます。」
「今から俺らと一緒に見て回らない?」
「いや、ちょっと用事があるんで…」
「少しでいいからさ!あ、じゃあちょっと道案内だけしてくれる?」
「…少しだけなら…」
嫌だったのですが、ガラの悪い男二人に囲まれしつこく頼まれたので断れず、少しだけならと一緒に行くことになりました。