次に目が覚めると、僕の顔のすぐ横に先生の顔がありました。
僕のほうを向いて横になって、もう片方の腕をぼくの上に載せて、
横から抱くみたいな感じで、片方の足も僕の足の上に乗っけられてました。
先生の顔が僕のすぐ近くにあって、びっくりしたけれど、先生は気持ちよさそうに寝ていたし、
起こしたら悪いなぁと思って我慢しました。
先生の息はちょっとタバコのにおいがしたけれど、
普段タバコの煙はあんまり好きじゃなかったけど、
先生の息のにおいはタバコのにおいなのに、あんまりいやじゃなくて、
それより、なんかちょっとどきどきしてしまって、眠れなくなってしまいました。
起こさないようにそっと顔だけ先生のほうに向けたら、先生のひげがちょっと伸びていて、
ちょっと触ってみたくなって、触ってみたら、ちくちくして面白かった。
でも、ちょっとおきそうになって、あわてて寝た振りしたけど、そのまま寝てたみたいなので、
また先生のほう向いてみたら、なんか、おとなの人のにおいみたいな気がして、
どこかなって思ってそっとかいでみたら、わきのした。
変なにおいじゃなくて、なんか、すごく落ち着く感じで、
腕からちょっと頭を下ろして、先生のわきの下に顔近づけて、かいでみた。