車が信号に差し掛かった時、「(今なら逃げれる!!)」と思い勢いよく鍵を開け、車から出ようとしたけど…失敗しました。 圭介に後ろから腰をもたれ車が物凄い速さで発進したからです。 圭介は無言で僕の頭を圭介の体にもたれかけさせ「逃げんな…」と呟かれました。 その時の圭介の声が低くて冷たくて…到着するまでずっと震えてました。 数時間後、圭介はある高層マンションの駐車場に車を止めました。 いまだに震えていた僕を優しく抱っこしてエレベーターに乗りました。 エレベーターの中でも圭介は、抱っこをしながら僕にいっぱいキスをしてきました。