大学に入学して一年が過ぎようとしている
今は12月の半ば
もうすぐクリスマス!!
今の俺には彼女もいないし、一人さびしくクリスマスを迎えることになる
それは11月31日の出来事だった
彼女から別れを切り出された
「なぁなぁ、ここの訳ってさどうだっけ?ん?どうした?」
彼女はいきなり俯いて何もしゃべらなくなった
「別れよう」
「え・・・?なんで?」
俺は思わず持っていたシャーペンを落とした
「だってアタシたち付き合って八ヶ月になるじゃん?もうすぐクリスマスだし。。」
「はぁ?意味わかんねぇ」
「ーーだからさぁアタシ違う人好きになった!ごめん。バイバイ」
そう言って彼女は図書館から出て行った
は・・・?
周りで勉強している人たちの視線が痛い
明日英語の小テストがあるから一緒に図書館で勉強していたのに。いきなりの出来事にわけがわからなくなっていた
彼女とはテニスサークルで出逢った。彼女から告白してきた
そして今の今までラブラブで今度のクリスマスは何をプレゼントしようかなと考えているときの出来事だった
そして俺は今、クリスマス一色の街を一人さびしく歩いている。
何がクリスマスだよ。バッカじゃねぇの。
雪まで降ってきやがった。今日の夕食は何食べようかな。ケーキでも買って買えるか。七面鳥でも食べようかな。でも一人寂しく食うのって何か空しいよな。。。
バイトの人たちでも呼ぼうかな・・・?まぁ・・いっか
俺はケーキとケンタッキーでフライドチキンを買った
とぼとぼと家路に着く
電車を降りて駅の外を見るとすっかり街は白い世界になっていた
まだクリスマス前なのにスゲェ・・・
ん??
駅の待合室のいすにうずくまっている人を見た
あれ?こんな寒いところで寝てんの?
俺は不思議そうに見ていた
その子が起きて俺と目が合った
高校の制服を着た17歳ぐらいの小柄な男
可愛い顔してる
俺はすぐに目をそらして駅を出た
そして家に帰宅
テレビをつける
そのとき俺はふとあの子が気になった
なんであんなところで一人でいるんだろう?
もう夜中の9時なのに
家出かな?
俺は気になりジュースをコンビニに買いに行く序に見に行ってみた
するとやっぱりまだいた
俺はほっとけず声をかけることにした