授業中もずっと浩介のことが頭から離れない
浩介の寝顔・・・可愛かったなぁ。。
あの小ささがまた守ってやりたくなってしまう。
でもあいつ男だしな。
あいつが女だったらなぁ
俺は一日中浩介のことばっかり考えていた
もうこないのかな?
また会えるかな?
また浩介に会いたい
夕方になり俺は家路につく
アパートの前に誰かいる
あ・・・浩介
浩介は俺のアパートの前にいた
「どうしたの?またケンカしたんか?」
「いや違います。直輝さんにお礼言いたくて」
「あぁ昨日の?別にいいよ」
「ありがとうございました。」
「親と仲直りしたの?」
「はい」
それはよかった。
「まぁ上がってけよ」
「いやいいです。これ以上迷惑かけちゃあ悪いし」
浩介はそのまま帰っていった。
俺は部屋に入っても寂しくて寂しくてなきそうになってしまった。
なんでこんなに寂しいんだろう。
一人暮らしはもう慣れてるはずなのに。
浩介のことばっかり考えてしまう自分がいる。
俺はゲイなのか?
なんで男にこんなに夢中にならないといけないんだ。
彼女がいないからか?だからどっちかというと女の子っぽい浩介に惹かれてしまうのか。
俺はすぐに彼女を作ろうと思った
そしたら浩介のことあまり考えなくてすむだろうし。
翌日俺はランチ食いながら、彼女候補の女を探した
「何見てんだ?」
親友の孝弘がボーと見てる俺の顔を覗き込む
「彼女探そうと思って」
「ふーん。お前のこと好きって言ってる女結構いるぜぃ。カッコイイって」
「そうなんか」
そんなこと言われてもぜんぜんうれしくなかった。
別にモテてもなぁ。
突然浩介の顔が頭に浮かぶ
ん・・・女の子を見渡してもぜんぜんいいのいねぇし。
授業も終わり俺は走って電車に乗った
そのときちょうど浩介が見えた
満員電車の中で二番目の車両にいる!!
乗客がいっきに減ったとき俺はすかさず二番目の車両に移った。
そしてあたかも偶然を装う
「よっ!!今帰り?」
俺は浩介の頭をポンと乗せた
「あっ直輝さん」
そのとき見せた笑顔がすげぇ可愛くて俺は胸がときめいてしまった