書き込みありがとうございます。
なかなか進まなくてすみません。
続きです。
マサキの家は暗くひっそりとしていました。
家に着くと、鍵を開けて先にマサキは家の中へと消えていきました。
僕は玄関の外の軒下で、二人のカバンを持って立っていました。
ドタドタと走り回るマサキの足音と共に、家のあちこちの灯りがつきます。
しばらくしてマサキが玄関に姿を現すとバスタオルを投げてよこしました。
「何立ってんだよ? あがれよ。シャワー浴びるだろ? 着替えだしとくから、どうぞお先に」
僕はずぶ濡れで気持ちワルいし、少し寒かったので、そうさせてもらうことにして、靴下だけ先に脱ぐと足を拭いて家に上がりました。
マサキの家には前に何度か来たことがあったのですが、シャワーは借りたことがなかったので案内してもらい、使い方も教えてもらいました。
一通り説明が終ると、マサキは僕のための着替えを捜しに脱衣所兼洗面所から出て行きました。
マサキはまだ濡れたままの格好でいたので、なんだかワルいなと思いながらシャツを脱ぐと、濡れたシャツをどうしたらいいものか迷ったんですが、とりあえず洗面台に載せて、それからズボンを脱ぎました。
もうトランクスまでびしょびしょになっていました。
辟易しながら僕は、さっさと脱いでシャワーを浴びようとトランクスに手をかけました。
その時です、マサキが何食わぬ顔で戸を開けました。
「わっ」
僕は思わず声をあげてしまいました。
脱ぎかけたトランクスをすぐに上げました。
間一髪見られなかったと思います。
さすがにあそこを見られるのは恥ずかしいので、ドキドキしてしまいました。
マサキは平然としているように見えました。
一応ワルいと思ったのか、一瞬の間の後で「ごめん」と謝ってから、
「濡れたの乾かしとくから、乾燥機の中に入れといて」と言いました。
僕は「うん」としか言えずにじっとしていると、マサキはそのまましばらく僕を見たままで出て行こうとしません。
「…何?」
と聞くと、マサキはくすっと笑って、
「透けてる」
と言って出て行きました。
僕は頭に血が上るのがわかりました。
寒かったはずなのに、顔が火照って熱いくらいでした。
トランクスを見下ろして分かったんです。
シャツと同じで、トランクスも濡れて肌に貼り付き、あそこが透けて見えていたんです。
白ベースに薄い水色のチェック柄だったので、それはかなりはっきりと見えていました。
僕はしばらく呆然としていましたが、別に見られるのくらい部活の着替えでも慣れていることで、別に恥ずかしがることないじゃないかと思って、気を取り直してトランクスを一気に脱ぐとシャワーを浴びました。