…すみません、また時間が空いてしまいました。
ホント遅くてごめんなさい。
ツリー新しくさせて頂きました。
読みづらいようでしたら、元のツリーに戻しますので言って下さい。
続きです。
股を大きく開いたままでイスを左右に回したりするものだから、マサキのあそこがポロンと零れるようにトランクスの隙間から姿を見せました。
僕はもうマサキのあそこにばかり、目を奪われていました。
「ん? どうした?」
マサキが僕を訝しそうに見ます。
僕はドギマギして、目が泳ぎ、関節がギクシャクして、ぎこちない動きでサッカーボールを投げつけました。
「…悪代官じゃないし。漁夫の利でもないよ、間違ってる」
力の加減もコントロールもめちゃくちゃで、僕の投げたボールは机のへりに跳ね返って戻ってきました。
キャッチングに失敗した僕はまた鼻を打ちました。球技は苦手なんです。
「ひとりでなにしてんだよ?」
鼻を押さえる僕を愉快そうに眺めてマサキは笑います。
「ほら、ケイが悪だくみするから、バチが当ったんだぞ。ケイバツだ」
ちらっと見ると、マサキのあそこがまだ見えていて、僕は動揺してしまいました。
見ないようにしようと思っても、目はあそこに釘付けです。
確かにマサキのあそこを盗み見ている僕へのバツかもしれません。
「そんなじゃないよ…」
僕は涙目になりながら鼻を押さえて、弱々しい声しか出せませんでした。
笑っていたマサキは、そんな僕の様子が心配になったみたいで、笑うのを止めると僕の顔を覗きこんできました。
「平気か?」
マサキはようやく両足をイスの上から降ろすと、身を乗り出して僕の方に顔を寄せます。
「うん、平気だよ…」
「見してみ」
「いいよ」
「いいから、見してみって」
マサキはイスから立ち上がって、僕の目の前にしゃがむと、両手で僕の手を強引にどかしてまじまじと僕の鼻を見つめました。
「あんまジロジロ見んなよ」
僕はあまりの至近距離に恥ずかしくなって、キョドキョドしてしまいました。
「動かない」
マサキは片手で僕の顔をぐにっと押さえつけます。
マサキの手が僕の唇に触れました。
僕はマサキの顔を間近にして、心臓がバクバクしました。
顔がだんだん赤くなっていくのが自分で分かります。
「赤くなってるけど大丈夫みたいだな」
マサキは、くすりと笑って僕の鼻の頭をキュッと摘んできました。
僕の鼻はまだジンジン痛くて、摘まれた拍子に僕は「イテっ」と声を漏らしてしまいました。
「泣くなよ」
マサキは、僕のおでこを軽くペシッと叩いて立ち上がりました。
「泣いてないよ」
僕は鼻を押さえながらマサキを睨みました。
「しょうがねえなぁ、ケイが元気の出るもの持ってきてやるよ。ちょっと待ってな」
マサキは痛がる僕を見て、なんか嬉しそうに言うと、僕の頭をくしゃくしゃっと撫でて部屋を出て行きました。
マサキは僕より優位に立つのが嬉しいみたいで、それを隠しているつもりでもすぐ分かります。
「まったくもう…」と思いながらも僕は鼻をそっと擦りながら、一人になることが出来てほっとして息を吐きました。
頭にも、おでこにも、鼻にも、唇にも、マサキの手の感触がまだ残っています。
その全てがじんわりと温かく感じられます。
イスを見ると、さっきまでそこに座っていたマサキの様子が思い出されて、脳裏にマサキのあそこが浮かんできました。
トランクスから見えたマサキのあそこは、さっき洗面所で見た時とは少し違っていて、ピンク色の先端がすっぽりと皮に覆われていて、僕のとほとんど形が変わりませんでした。