コメントいつもホントにありがとうございます。
なかなか進まなくて、すみません。
続きです。
仮性包茎っていう言葉は知っていましたが、実際に見るのは初めてだったので、なんだか不思議な気持ちで「ああ…なるほど、あれがそうなのか」とひとりで納得してました。
僕は恥ずかしいですけどその時はまだ包茎で、皮は自然と剥けるものだと思っていたので、マサキの皮が被っていない状態のと、皮を被った状態のとを何度も繰り返し思い出しながら、僕も剥けたらああなるのかなと想像していました。
想像しているうちに僕は、だんだん頭も身体も熱くなってきてしまい「いかんいかん」と思って抱えていたサッカーボールで頭をポンポン叩きました。
「泣く子は、いねか〜」
マサキがバカみたいに、なまはげのマネして部屋に戻ってきました。
なんのつもりか、着ているタンクトップを頭の上まで引き上げていて、可愛いおへそが丸見えになっています。
ホントに子供っぽくて呆れていると、マサキが「悪い子は、いねか〜」と勢い良く飛びついてきて、そのまま僕は押し倒されてしまいました。
頭の中は真っ白で、何がどうなったのかさっぱりです。
はずみで唯一の武器だったサッカーボールも手から零れて部屋の隅まで転がっていき、反撃することもできません。
「なんだよっ! ちょっと、おい!」
僕が動揺して慌ててもがいているうちに、素早い動きでマサキは身体の上に乗っかり押さえつけて僕をくすぐると、笑って開いた僕の口に何か押し込んできました。
僕は口を押さえつけられて、なんだか訳も分からずに食べさせられました。
なんかすごく屈辱的でした。
「どうだ? 美味しい?」
マサキが僕の上でニコリと笑っています。
僕の口の中には甘いサクランボの味が広がりました。
「もう1個食うか? はい、アーンして」
ニコニコ顔のマサキがサクランボを僕の顔の上でぶらさげます。
くやしいけどその笑顔に負けそうでした。
だけど、僕はマサキの重みを感じながら口の中のサクランボを味わうと、マサキを睨みました。
「重たい。どけよ」
僕はこういうマサキの度を超した行動に、とてもじゃないけどついていけませんでした。
僕は、腹の上に乗っているマサキの柔らかいお尻を思い切りつねってやりました。
マサキは「痛っ!」と僕の上から飛び退くと、お尻を押さえながら部屋の入口まで逃げていきました。