続き
そう俺は裕也が大好きだから…
この日から俺らは恋人同士になった。とは言ったものの別に今までとは変わりない。
俺は一分一秒も裕也と離れたくなかった。あれから何かと二人で過ごしていた。
俺らの夏休みもあと半分…
たいてい裕也が俺ん家に泊まりに来て朝まで一緒にいて、それから二人で遊びに行く。
こんな感じだった…
あれから普通にキスとかハグはするがそれ以上はいかない…
なんだか俺だけが悶々としていた…。
俺らが遊びに行くのはたいていバッティングセンターかゲーセン、カラオケだった。
いつものように裕也の可愛い寝顔にキスをして起こす。
「おはよ」
「…お...はよ〜」
眠そうに起き上がる裕也。
「ねぇ裕也〜今日海行かない?」
そう、俺はずっと行きたかった海に裕也を誘ったのだ。
「え?うみ〜………?」
と、しばらく考えていた…
考えていた…
考えていた……
考えていた…………?
「裕也ー起きろーっっ!!!」
「わ、わわかったって〜。海ね!行こ行こ!だからもうちょい……」
「だーめーっっ!!もう決まったんだから早く用意して!」
ってな感じで海に行く事になった。俺ん家から海は電車で2時間くらい。まぁ車でしか行った事なかったから不安満点だったけど親に頼みたくなかったから。
そりゃ裕也と二人っきりがいいし……ね☆笑
俺らは真夏の日差しが朝からジンジンの中、二人で海へと向かった。