今まで我慢してきたものが一気に言葉になってでた。
僕「先生…………………
……………………………………
……もう無理!!恋人もできんし…エッチもできん!先生との約束は今までしっかり守ってきたつもりです。
でも、どんどん寂しくなっていくばっかりやし、もう嫌だ………
……普通にマトモな男の子に生まれてきたかった…
……そしたら、友達ともウソ付なくてすむし!!
もう、なんかバカみたいなんですよ………」
先生「気は晴れたんか?
エッチがしたかったら、すればええやんか?
お前ならたいがいの男も女も食い使くわ!!
甘えんなよ!?
猿か?お前は!?
セックスに溺れるやつが一番バカやわ!!アホくさい!
結局逃げとるだけやろ??全てから。」
僕「………違う。逃げてない」
精一杯思いついた言葉がそれだった。
先生「逃げてるやん!(笑)結局、自分の性のせいにしてるだけやろ?あほやな…」
僕「先生は…
バイやからそんなことが言えるんですよ!!
男しか抱けない気持ちなんかわからないでしょ?!」
先生は少し間を空けて口を開いた
先生「わからんよ…俺はゲイじゃないし、お前でもないから!
でも、関係ないやろ?ゲイやからってひがむな!ひがむ必要あるか?お前が不幸って決めつけてるだけやろ?
ひがむんやったら、お前はやっぱり甘えてる!
悪いけど、お前を含め、みんなマトモな人間だからね?
ゲイが異常っていう考えがあかんな(笑)」
先生は最後にそう言いきって、笑って見せた。
僕はまたこの先生に助けられた。
僕「ごめんなさい。ちょっと感情的になってました…
やっぱり先生はカッコイイや(笑)」
先生「当たり前やから嬉しくないね〜」
僕「お世辞に決まってるでしょ(笑)」
二人共笑った。
先生「先生に歯向かった罰として、付いてこい」
(歯向かった?)
少し疑問に思ったが、付いていった。
教室を出て、階段を登り屋上に通じる入口前までいった。
人気のない場所。机や椅子が乱雑に置かれている
久しぶりのドキドキ感