おはよう!
いつものように挨拶を交わして、取っててくれた隣席に腰掛け講義が始まるのを待つ。
爽快感ある香りがほんのりと駆け抜ける。疎くて香水のブランドは分からないが、この香りが彼との夜をふと思い出させて、下半身に血が集まるのを隣にいる拓斗の笑顔を見ながら感じていた。
きっかけはあるTwitterの投稿だった。
「今から都内で会える同年代いれば、目隠し待機するのでいたずらしに来て欲しいです。DM待ってます」
歳も近くプロフも悪くない。アイコンの写真は本人だということだが、雰囲気がかろうじて分かるくらいだが、それでも雰囲気はイケメンなんだろうなと思わせるもなだった。
「気になって連絡しました。最寄り駅教えてください!」
俺は裏垢から連絡を取り、返信を待った。
「連絡ありがとうございます。最寄りは〇〇です。」
ひと駅隣で終電まで十分な時間があったので、淡い期待をしてDMのやり取りを続けた。
本当はおしりも使って犯されたいが、初めての人を家に呼ぶのは不安だということで、最初はこの辺では有名な複合ビルで待ち合わせることになった。
たしかに初対面でどんなやつか分からないの人を家に呼ぶのは抵抗があるのは至極当然で、結果おれは指定されたフロアのトイレに足を運んだ。
1番奥の個室をノックする。カシャっと解錠される音とともに、ドアの隙間から全裸にアイマスクの青年の姿が映りこんだ。
俺は人に見られないよう急いで中に入り施錠する。
続く