そんな先輩との毎日が1ヶ月ほど続いた。
今日は、俺が、部室を掃除する日だった。いつも汚い部屋を掃除していると、今まで見たことのない本を見つけてしまった。何気なく中を見ると、なんと男の裸や男同士がセックスしている写真か゛。
俺は思わず、釘付けになり、真剣によみあさった。そして、今まで経験したことのない痛いほどの勃起と先走りでパンツをぬらしてしまった。
その夜、初めて、あの雑誌を思い出しながら、男でぬいた。
その勢いは、ティッシュが間に合わず、頭を越えて、とんでしまった。
俺のなかで、何かが弾け、なにかが生まれた日なのかもしれない。
次の日。いつものように信吾先輩と練習後のメシを済ませ、先輩の部屋でダベっていると。
「たか、お前、男好きか」といきなり聞いてきた。正直、昨日のことがあったので、かなり動揺したが、 「先輩は尊敬してるっすよ」と、とっさにごまかした。
「お前、部室の雑誌見ただろう」
いつにない真顔。嘘が出ない。
「すいません。つい」
「どうだった」
「衝撃した」
「そっか。あれ、おれんのだ」
言葉が出ない。
「昨日、部室に忘れ物があって取りに行ったら、お前が真剣に読んでいる姿を見てしまった」
「たか、俺はお前が好きだ。入部からずっとだ」
「お前に、男が恋愛対象にないことも知って、苦しかった。」
「先輩、俺。俺、先輩が好きっす。今まで、好きという言葉が男同士で使うことが、わからなかった。でも、今は違う。わかったんです。男同士にも愛はあるんですよね」
先輩は俺をギュッと抱きしめた。先輩の身体のぬくもりが鍛え上げられた筋肉から伝わってくる。
唇を重ねる。男らしい先輩の顔が目の前にある。 やばい俺の男が、反応を始める。
「たか、あそこ反応してるぞ」
「俺、我慢できないす」 先輩は俺の上着を優しく脱がせる。
「いつ見てもいい身体だな。」言い終わるやいなや、乳首に優しく舌を走らせる。
「ああ」
思わず声がこぼれる。
「かわいいなあ、たか」
「信吾先輩」