「綺麗だな、お前」
「ぇ…」
「一番綺麗。今まで見てきた誰より」
お世辞じゃない。
「加藤クン…」
「名前で呼べよ」
「じゅ…純一クン…」
「なんだ、賢也」
初めて他人にこんな優しい喋り方をした。
「ありがとう…」
優しい笑顔。
「そんな顔されたら、我慢できなくなっちまうよ」
「エッチだね」
顔を赤くするのがカワイイ。
「今日、泊まるのは無理?」
「なら家に来ない?」
「イイのか?」
「僕、一人暮らしだから」
「マジ!?」
「じゃあ行くよ」
着替えなどを持って、泊まりに行った。
賢也の家(アパート)は、なかなかにボロかった(笑)
「汚くてゴメンね」
「いや、大丈夫だ」
布団は敷きっぱなし、枕元にはティッシュが…。
「賢也、これは片付けないとだろ」
ティッシュを拾って賢也に見せた。
「汚いから」
慌てた様子で俺の手からティッシュを奪い、すぐに片付ける。
カワイイ…。
それしか考えられなかった。
晩メシは近くのファミレス。
風呂はアパートのだと狭いので銭湯にした。
夜に二人きり。
中2の夜を思い出す。
家族がいない時に彼女を家に泊めた。
初めて見るモノに興奮した。
身体の全てを弄り、舐めた。
興奮し過ぎて、ゴムを忘れて挿入。
中に出して怒られ別れた日を思い出した…。
心配になって、近くのコンビニにゴムを買いに行った。