次の日、いつもの待ち合わせのホームにいったけど嶺はいなかった
あれ?って思ってメールした
オレ「いまどこ?」
返信はすぐきた
嶺「部室いるから」
って、なんで待ち合わせこないうえに先行ったんだろーって変に思ったけど
眠くてなんも考えらんなかったから、なんも考えないで
電車で爆睡して、起きて学校までノロノロ歩いてった
っで部室着いたら
嶺が一人で椅子に座って、ちょうど机越しにドアの方むいてた
オレ「ょ!」
嶺「……」
オレ「なんだよ嶺チン!!どした?」
嶺は返事しないでムスっとしてた
部室の空気はなんか張り詰めてた、
オレ「え、ごめん。オレなんかした?なんで、怒ってんの??」
嶺「…」
それでも嶺はなんもいわないでオレを見るだけだった
オレはよこにあった椅子を嶺の横において腰かけた
オレ「嶺…?」
また沈黙、なんか目もあわせづらいしでオレは下を向いてた
5分くらいたったかな
嶺が唐突に口をひらいた
嶺「あのさ…」
オレはすぐ反応した
オレ「ん、なに?」
嶺「あんさ…オレら親友だよな?」
嶺はいつものふざけた感じじゃなくて、真顔でなんか聞きづらそうな顔でいってきた
オレ「当たり前じゃん!いまさらなんだよ〜」
って笑いながら返した
けど、嶺の顔はまだ固い
嶺「じゃあ、なんで…合宿行かないこと言ってくんなかったん?」
オレ「いや、急だったし、そんなこといちいち報告することもないかなって…ごめんな」
でも、嶺はまだ顔の表情を緩めてくれない
嶺「のぶにとって、親友って、オレってどゆ存在?」
なんなんだよこのシリアスな展開??!って焦った
どこまでが親友かよくわかんないし
親友と友達の違いってなに?
親友って友達よりは恋人に近いけど、恋人よりは距離がある…複雑なポジションだと思う
どこまで求めていいかわかんねぇし
けど
ぶっちゃけオレは嶺の全てをしりたいって
どんなことでも
ずっと一緒にいたいよ
どんなときでも
これって普通の親友に求めることなのかな?…普通じゃないよね、なんか変だよね
嶺はきっとオレの親友のとらえかたと違うよね、こんな重くないよね…
前からかんじてたたことが、嶺の一言でなんかまとまったっていうかジワジワ頭の中で形になってった
いつでも答えられたと思う
でも、本能的にこれは言っちゃいけないと思った
また沈黙になった