次に行っちゃったんで、新しく続き書きます。
それから、靴とかも探し出し、成り行きで一緒に帰ることになった。
「買い物、いいかな…?」
「まぁ、いいよ」
「ありがと」
危ない足取りでトコトコ小走りするユウ。
買い物を済ませ、一緒に歩く。
荷物は俺のチャリのカゴに入れてる。
「ママもパパもお仕事でいないから、今日は僕がご飯の準備するの」
「ユウって一人っ子?」
「お兄ちゃんが二人いるよ」
「兄ちゃん何歳?」
「28と24」
「28って、10歳以上違うの!?」
「うん」
「結構大変じゃないの?」
「そんなことないよ。優しいから」
「いいなぁ。俺は弟しかいないからなぁ」
「弟いいじゃん」
「疲れるよ」
そんな会話をしてたらユウの家に着いた。
「寄ってって」
「いや、悪いよ」
「荷物持ってもらったお礼。お茶だけでも、ね」
「じゃあ、ちょっとだけ」
ごく普通な一戸建て。
「ただいまぁ」
「おじゃましまーす」
「お帰り〜。ぉ、お友達?」
「ぅん。卓也クンだよ」
「ユウがいつもお世話になって」
「いえ、こちらこそ」
「にぃ。お兄ちゃんは?」
「部屋にいるから。覗いちゃダメだよ」
「そかぁ。卓也クン、リビングでお茶飲も」
「ぁ、うん」
「はぃ。どぉぞ」
「ありがと」
結構高そうな湯呑み。
「お友達が来るなんて初めてだから、ちょっと張り切っちゃった」
たぶん次男のお兄さんが豪華なフルーツ盛り合わせを出してきた。
「ぁ、ありがとうございます」
ユウの性格がこんなふうな理由が分かった気がした。