気づいたこと、それは・・・・先輩の心拍数が異常なくらいドキドキしていた。
最初は息切れしてるのかなって思ったけど、坂なんか上ってないから何なんだろうと思っていた。
無事ホームセンターに着いてビニールシートとカーペットの下に敷くゴムでできたマットを買った。
「まだ時間もあるし一服するか〜」
と先輩が言ってフードコートに行った。
「今日も俺がおごるよ」
「えっ、そんな悪いですよ〜」
「いいからいいから笑」
といってジュースとたこ焼きを奢ってくれた。
「さて、帰るか」
「そうですね!」
と外を見たら雨が降っていた。しかもものすごく激しく。
「どうしよう。こんなはずじゃなかったんだけどな。」
「少し待ちますか?」
「いや、みんな待ってるから帰るぞ!」
「え〜!!」
「大丈夫。しっかりまた捕まってろよ!」
また2ケツした。
大雨なのに先輩は結構飛ばす。
「危ないですよ〜」
「大丈夫、でも帰りは違う道行くぞ。じゃなきゃあそこの坂俺が死ぬ!」
「そうですよね!笑分かりました。」
遠回りすることになった。
学校に着いたときには二人ともずぶ濡れだった。
先生たちも心配してくれた。
とりあえず音楽室に直行し、準備室で着替えることになった。
幸いなことに二人ともクラスTシャツを持っていたので上半身は困らなかった。
ズボンは我慢してはき続けた。
「着替えるから、誰も入ってくるなよ。しかも女の子もいるからな 笑」
先輩のバンドのメンバーの人が
「そうだな笑 お前犯すなよ!笑」
「僕は男です!!」
と冗談を言ってふざけていた。しかし、これがほんとに起こるとは・・・