風呂はいり終わったあと、オレが部屋戻ったらベッドでゴロゴロしてた嶺が「オレどこで寝んのー?」
って聞いてきた
普通に布団をオレの部屋に敷いて寝てもらうつもりだったけど
冗談半分、願望半分で
オレ「ベッドで一緒に寝んだよー☆笑」
嶺「マヂか☆じゃあ、頑張ってひっつかないと落ちちゃうな笑」
ってウェルカムな感じだったから、いけるかもとか思ってたら
結局親がなかなか布団とりにいかないから、もってきやがった 笑
そんなこんなで寝る準備もできたし、嶺は次の日試合だから早く寝ることに
とりあえず部屋の電気けして、ベッドの横にある小さい電気だけにして
まだ、オレのベッドでゴロゴロしてる嶺と目があった
嶺はいつものふざけてる時のニヤニヤした顔で自分がかけてる布団をちょっとめくって「おいで☆」ってオレに言ってきた
オレも散々、嶺とのことで悩んでるくせして
いざ、嶺にそんなこと言われたら
拒否できるわけもなく、嶺が冗談ってのわかってても抱き着いちった
もちろんオレもふざけてる感じで
嶺は「ほんとにきやがった」って言って笑って、嶺に抱き着いてるオレの肩に手まわしてきた
オレ「ま、たまにはスキンシップも大事だからな笑」
嶺「まぁな〜笑 てか、お前やっぱこの部屋と同じ臭いすんな」
オレ「え、くさい?」
嶺「ちょっとね…嘘だよ。なんか、外人の臭い」
オレ「なんだそれ笑」
自然と沈黙になった
抱き合ったままで
暖かい、そう思った
嶺も嶺の臭いするなって思った
そんなこと考えてたら、急にドキドキしたきた
どうしよ…なんでオレはドキドキしてんだよ…
って思ったけど、離れたくなかった
暖かい…
多分短かったけど、オレには長く感じた沈黙
嶺「人って結構あったけぇんだな笑」
嶺が先に口をひらいた
オレ「ね…あったけぇ笑」
オレは素直に答えた
けど、冗談に聞こえるように…
嶺「オレこゆの初めて〜」
オレ「そうなんだ」
会話しててもドキドキした
嶺とこうしてることに
嶺の温度を感じてることに
ドキドキした
けど、自分の見ちゃいけない気持ちがちらつきはじめてるようで、首をもたげてるようで、不安で
ドキドキもした
嶺「のぶは彼女いたし、ヤったことあるからこゆの初めてじゃないっしょ?」
オレ「うん」
嶺「すげぇな笑」
オレ「お前だって彼女いたんだろ〜?全部ちゃんと付き合わなかったって聞いたけど」
嶺「なんで知ってんだよ???!そーゆこと言うやつは…石原だな!!」
オレ「さーね笑 伝説の23時間カップル☆」
嶺「うっせ!!若気のいたりってやつだよ笑」
オレ「あー末武かわいそう…笑 これだからプレイボーイはやだね」
嶺「安心しろよ、オレはお前一筋だって!!
オレ「いや、そんなのいらねーし笑」
嶺「ひっでぇ!!」
って話してるうちに抱き合ってるうちに
お互いに腕も緩んでて、単に嶺がオレにのっかって、向かいあって話してるような体勢だった
嶺の顔がすごい近くて
目があってる…
部活で焼けたキレイな肌
男からみても色気のある顔…
オレは気付いたら半勃ちになってた
嶺が肩にもたれてきたときヤバイって思った
気付かれないか心配になってきて、自分の股間の位置が気になったけど
意識すればするほど股間に血がいくのか、もはや完勃ち…笑
嶺がのっかってるから動けないし…
嶺はそんなオレの焦りも知らず
肩にもたれたまま
「なーのぶってキスしたことあんだろー?」
オレは唐突な質問と焦ってたこともあって
「あ、ま、まぁね」ってなんかいっぱいいっぱいな感じになってた
嶺「そーなんだ〜オレまだないやー」
オレ「そーなんだ〜」
オレはもはや股間のことをバレないようにしたいって気持ちでいっぱいいっはいになってて
嶺の質問はどうでもよくなってた 汗
けど、その時嶺が微妙に身じろぎして
その拍子に嶺の腰の位置が微妙にずれたと思う…
なんか、固いのがあたってる…
たしかにオレの固くなってるチンコになんか固いのがあたってる
嶺も勃起してる…??!
でも、聞けるわけもなくて
平然を装った
てか、もはやどうでもいいやって開き直ってた
股間のこと聞かれたら適当にごまかせばいいだろって思ったし
嶺「キスってどんななん〜?」
オレはもういつもの調子を取り戻してた
オレ「キスめっちゃいいよーやっぱディープはヤバイな☆トローンってなるよ笑」
嶺「そうなんだーオレ普通のキスもまだないからなぁ」
オレ「すればいいじゃん、お前モテんだろ」
嶺「オレは一途だから好きな人しかしたくないもーん笑」
オレ「へー、じゃオレとする?笑」
って軽い感じできいた
したら嶺は
「今度ね☆笑」
って
…今度ね、っていつだよとか思ったけど
なんか嬉しかった、嶺は適当に答えだけかもしんないけど
でも…オレは「マヂですんの?」とか聞きたかったけど
オレが本気にとってるとか嶺に思われたら引かれると思ったから
何も言えなかった
そのあとしばらく抱き着いたままいたけど
嶺がどうやらウトウトしてたようなんで
オレ「よし!寝るか!!嶺おりろー」
って嶺の温もりが名残惜しいけど、さすがにこれはマズイっていうオレの邪魔な理性
嶺「えー、このままでいいよ〜眠い」
オレ「ダーメ!お前となんか寝たら夜怖いし笑」
嶺はマヂ眠かったのか
オレの茶々には無反応でベッドをおりた
なぁ、嶺…?
あのとき、オレが嶺に興奮してたこと嶺もしかして気付いてた?
嶺ももしかして興奮してた?
オレはずっと嶺に聞きたかったんだよ…でもずっと聞けなかった
もし、オレの勘違いだったらって…
オレだけだったらって…
嶺に聞いて、嶺にキモがられて、嶺に嫌われるのが怖かったから
ずっとそうだった
ずっとずっと
でも、それで聞かなくても
答えがわかんなくても
嶺とずっと親友って形でいいから一緒にいれるならオレは我慢するって決めたんだよ
そう願ったんだよ
全てはいらないから
嶺といることだけは許して欲しいって……
でも、それもダメみたいだね…
あの夜がオレにとって長くて忘れらんない夜なのを嶺は知ってる…?
オレがなにをあの夜に考えたか知ってる…?
いったんきります
ごめんなさい。まったくエロシーンっていえるような内容じゃなくて
でも、オレがこの話を書いてるのは自分のためであって、それとオレと同じような体験してる人、してきた人にとっても何か共感してもらえたら、感じてもらえたらって思ったから…だから、最初読んでる人に悪いし盛ろうかなとかとも思ったんですけど
やっぱりありのままを書きたかったんで
オレは今までこの掲示板で色々な素晴らしい物語を体験を読ませていただいてました
ホントに幸福をわけてもらえるような
樹さんが書いてる「太陽のような人」なんてマヂ最高で尊敬するし羨ましいです!
でも、ゲイの人の人生ってきっとハッピーなことばっかりじゃないと思う…むしろ、辛い想いをしたことのが多いんじゃないかってオレは思う…
ゲイって気付いた瞬間とか、認めざるおえなくなった瞬間とか…
だからオレは、嶺と出会って、自分が思ったこと、気付いたこと、悩んだこと、傷ついたこと、でもそれでも自分を信じて、自分なんかって思わずに生きてこうって思えたことを書いてって
人生すてたもんじゃないって
ゲイって人生悪くないって
一人にでも思ってもらえたらいいなって思ってます
オレが友達にそう思わせてもらったから
だから他の人にもそう思ってもらいたい
この先
例えば、オレみたいに突然、ゲイってわかって、悩んで、傷ついたヤツが
例えば、いまだにその経験を心のどっかでまだひきづってるヤツが
ある日このサイトでこの話を読んで
なにかを感じてくれて、そいつの励みになったらって
そう思って書き始めました
オレは人のこと愛せる人でよかったって思います
長いのに読んでくれたのに
エロ無しでがっかりさせた人いたらすいません。
それでも、まだ読んでくれるって人がいてくれるなら続き喜んで書かせてもらいます
生意気なことを長々とすいませんでした