コメントありがとうございます!なかなか更新出来なくてすいません;今日はちょっと多めに更新します!ちなみに名前は「じゅんじ」って読みます!
長いキス…。ディープでは無いけど、軽くないような感じのキスだった。
悠介「実は俺の初めてのキスの相手って淳士やねんで(笑)」
淳士「えっ…意外やわ〜。何回かしたことあると思ってたし」
悠介「ここまで好きになった人は淳士が初めてやからな。淳士とは初めて尽くしやな(笑)」
俺は顔が真っ赤になった。そんなことを普通に言える彼が羨ましかった。俺は好きとさえ言えないのに…。
悠介「もう遅いし…寝よっか?」
そう言うと一人ベッドに入る。どうしようかと思っていると
悠介「…一緒に寝よ?隣においでよ」
と恥ずかしそうに言う。俺は無言で横に入った。しばらくお互い無言のままだったので、俺は寝たふりをして、悠介の寝顔を見ようと思った。悠介は俺が寝たと思ったのか、独り言を話しだした。
悠介「なぁ…淳士。俺な、たぶん自分が思ってるより淳士が好きやで。絶対に離れて欲しくない…だから、ずっと側にしてな?俺、部活とかあってあんまり会えへんかも知れんけど、出来る限り一緒に居たいねん…。ってもう寝てるよな。おやすみ。」
そして彼は眠りについた。俺は静かに涙を流していた。
次の日の朝、悠介に起こされる。朝から散歩に行くというから、眠いけどガンバって行った。ちょっと歩くとある場所に着いた。
悠介「淳士、見て!」
淳士「…綺麗」
そこからは花畑が見えた。向日葵が太陽の光を浴びて、いっそう美しく光る。この頃にはもう無いはずなのに、不思議だった。
悠介「ここな、昔からずっと向日葵の栽培してて、まだ咲いてるねん。綺麗やろ?」
俺は言葉が出なかった。ただ、何故か涙が溢れた。こんなに俺のことを思ってくれる人は今までにいなかったから…。すると突然キスをされた。
悠介「淳士、大好きや…」
太陽の光を浴びて彼の笑顔が眩しくて見れないくらい輝いていた。見とれていると後ろから抱きしめられる。俺は何も言えずに、ただ手を握る。
淳士「悠介は俺には眩し過ぎて、たまに真っ直ぐ見れないときがあるかも知れない。でも…そんなんでも一緒に着いていっていい?」
悠介の腕に力が入って、強く抱きしめられる。鼓動が早くなる。
悠介「当たり前やん。だから何があっても俺から離れやんといてな…」
俺は返事のかわりに強く抱きしめた。