コメントあーざっす!!
続きです。
気持ちが塞いだまま、バレンタインも終わり。
義理チョコをやけ食いして3日後くらい。
その瞬間は唐突にきた
オレは相変わらず嫌々でも部活でて、終わったあと品田とナルととろとろ帰ってた。嶺とこうなってからはこのメンバーで帰ることが多かった。
嶺からの返信があったことは、オレは相談してたやつには報告してたから、品田とナルも知ってた。
だから、その時オレがさらに落ち込んでるのが分かってたから気遣ったのか、その日は嶺の話題が一回もでなかった。
何話してたんだろう。覚えてない。ただ、品田とナルが何を話してても自分が上の空だった気がする。
そのまま駅について、下りの品田と上りのオレとナルに別れて帰った。
ナルと電車で二人。
沈黙が流れた。
ナルも気落ちしてるオレにどう接すればいいか困ったんだろうね 苦笑
その時だった。オレがふいに携帯をとりだして見たら、ちょうどメール受信…
『嶺』
嶺からの受信??!
確かにそう表示された!!!オレは急いでメールをあける。するとそこには
嶺「明日、朝練でる?」
たったそれだけだった。
けど、それだけでオレには十分だった。
謝っても口を聞いてくれなくて、謝ることすらシカトしてた嶺からきたこのメール。それは『許す』っていうことを意味してることにほかならない。
オレはナルに「ナル!!メール!!」って言って見せた。ナルも見終わったあとニコッてしてくれた。
そのナルの優しい笑顔がまた嬉しかった。ホントに嬉しかった。また嶺と友達でいれる!!側にいれる!!!そう思うと喜びを感じた。
こんなに素直に嶺といたいって思えたことはなかった。
『でもまだ油断しちゃいけない。ここでちゃんとしないと。』
オレはそう自分に言い聞かせた。
オレは返信しようとする。
けど、なかなかなんて返せばいいかわからない。
冷静に考えてみると、確かに大きな進歩だけど、まだ仲直りしたとは言えない。
もう一度謝らなきゃ。そう思った。けど、それをメールで打つべきか…
オレは悩んだ。
そして、結局
「行くよ!一緒に行こう?」
ってだけ返して、朝にまた改めて謝ることにした。
メールを送信。
嶺からまた返信がきた!!
嶺「わかった。いつもの時間で!!」
また短文だった。
けれど、オレにとってそれだけで十分また嬉しかった。
嶺と仲直りするのが一歩一歩現実になってきている気がして。
メールはそこで終わった。
オレは帰ってから品田に報告した。品田も「そっか!!よかったな。頑張れ」って喜んでくれた。
本当に久々に気持ちがうきうきした日だったな。
でも、『明日うまく嶺に接することできるかな…うまく言えるかな…』っていう不安もあって
オレは緊張しながら眠りについた。
そして次の日。
オレは約束より早めについた。
『そういえばメールを間違って送った次の日もここで、こうやって嶺を待ったな…』
そんなことを考えながら待ってた。
『もし、またそうなったら…』って考えが頭をよぎったりしたけど、オレはネガティブな考えを振り払って、緊張しながら嶺を階段を見上げながら待った。
しばらくして、嶺がきた!!
なんだか嶺も緊張している気がする。
そして少しずつ距離が縮まっていって、ついに嶺がオレの横まできて立ち止まった。
嶺「おはよ」
オレ「お、おはよ」
オレらはそのまま電車にのった。
嶺は喧嘩する前みたいにオレの横に座った。それがまたオレには嬉しかったしドキドキした。
オレは切り出した。
オレ「嶺、ごめん。」
嶺「おう。もう、いいよ!」
オレ「オレほん…」
嶺「もうその話はいいよ。のぶが今まで通り接してくれればオレも今まで通り接する。」
オレ「うん…」
その一言が本当に嘘みたいだった。何日か前だったらこんなことまったく想像できなかった。
オレは何度もその嶺の言葉を心の中で繰り返した…
嶺と仲直りできた。その事実が本当に嬉しくて嬉しくて嬉しかった。
オレ「嫌いになったかと思った…」
オレの素直な思いがつい口をついてでてしまった。言った瞬間『やべっ』って思った。もうその話はお互いに出さない方がいい、そんな気がしたから。
でも嶺の口からでた言葉は
「嫌いになんてならないよ。」
オレはその一言に驚いた…けど、嬉しかった。最高に嬉しかった。
この言葉でオレの不安は全て取り除かれたし
世界に色が戻ってきたみいな感覚だった。
本当によかった…仲直りできて。素直にそう思った。
こうしてオレらは無事に仲直りした。
でも、やっぱり最初はどこか気まずさもあってこのあと学校つくまでまともに会話が成立しなかった気します 笑
後から聞いた話だと、嶺が突然メールしてきたのは品田が嶺がオレに対して『怒りの返信』をした話を聞いて、嶺を説教したらしいです。っで最後に「もし、少しでも仲直りしたい気があるなら、ここでしないと後悔するぞ。」って言ったとかなんとか。
詳しくは教えてもらえませんでしたが 汗
嶺と話せなかった2週間は本当に辛かった。何度も泣きそうになった。
けれど、そのお陰でオレは自分がこんなにも嶺を必要としていて、こんなにも嶺の側にいたくて、こんなにも嶺が好きな自分にようやく気付けた。
だから、この出来事をひっくるめて、嶺に出会って、嶺を好きになって、嶺と喧嘩して…
全部が今ではいい思い出。
オレはあの時もうこの大切なものを絶対に離さないって誓ったんだ。
絶対に大事にするって誓ったんだ。
誓ったんだ
誓ったはずなのに
なのに、なのに…オレは…
嶺、ごめんな。
オレは時々思い出しては思うんだ…あの時は本当に幸せだったなって。
喧嘩もたくさんあったけど、それでも今思えば毎日が楽しかったし幸せだった。
嶺は時々思いだしてくれんのかな?
オレのことまだ覚えてんのかな?
嶺の中に今、オレの居場所はあるのかな?
どこから間違っちゃんたんだろうね…オレら…
オレにはわかんないよ…嶺…
とりあえず一段落つきました。思ったより長くなっちゃいました(p_・`。)それで、メールとかで聞かれたりしたんですけど、
実は今まで書いてきた話は「前フリ」みたいな感じで、嶺と出会って、好きになって、って感じですけど、
オレが書きたかったのはこの話じゃないです。
ただオレが書きたい内容を書くにはこの長い前フリが必要でした。
嶺以外にでてきた人がどういう風にオレらと関わり始めたかとか、オレの学校での状況とか…そして、なによりこの出来事が少なからずオレらの関係に傷として残ってたんじゃないかって、そう思います。だから必要でした。
こんなこと言っても多分わからないと思います 汗
けど読んでいけば分かってもらえると思います。
だから、もう散々長くてウンザリしてると思いますが、どうかよろしくお願いします。
毎回コメントくれる人は大きな励みになっています。共感する!って人もいて安心してます。よかったらこれからもお願いします。
本当長い話になってすいません。
そして、オレがこれから書く内容はもっとオレにとっては辛い思い出です。思い出したくないこともあるし、オレの人生の汚点もあります…多分読んでてオレにムカついたり、引く人もいると思います。
でもなんでそんなことを書くかっていうと、オレと同じ状況の奴…これからそうなるかもしれない奴に
同じ間違いをしてほしくないし、分かってほしいから。
そして、何より立ち直ってほしいから。
それに、オレと同じ経験をした人には忘れて欲しくないから。その時の気持ちを。
オレは今、自分で思い返して『人として終わってる』って思うようなことをしました。
思いだすと、懺悔しか残んないこともあります。
けど、それも自分。
そんな自分がいて、そんな失敗した自分があるからこそ今がある。
過去を否定したら、自分を否定することになる。そんなに寂しいことはないと思います。してしまったことへの償いは、そのことを忘れないこと、思い続けることでしかできないとオレは思います。
だからオレはケジメをつけるためにも、自分のために気持ちを整理するためにも、自分の過去をありのままに受け止めて、ありのままに書いて行こうと思っています。
そんなオレのつたない文でも誰かが見てくれて、何かを感じてくれたら最高だし。
楽しんでくれる人がいるなら幸せです。
長くなりましたが、これからもどうか暖かい目で見守ってください。
あと、今でもやっぱり悩んでる部分もあるんでアドバイスもらえたら嬉しいです 笑