クリクリクリ…
ヌプッ
クリクリクリ…
ヌプッ
入り口付近を撫で、中指一本の第一関節辺りまでユルユルと差し込み、そして抜く
これを3サイクル程繰り返す。
『俺、超優しくね?』
「ぁッ!らめっ…おかしく…なっちゃうよぉっ(棒読)」
『気持ちが全然篭もってない(笑)3点』
「低ッ!…ぅぁ…」
ツッコミを入れたのもつかの間、ヤス今度は中指の付け根まで一気に俺に沈める
「…ん、んん」
『痛い?』
「や、違…何か…変…」
痛みと言うよりも、ただただ違和感。
『変って、どんな風に?』
「…ッッッだっ!ヤスが変!…マ、ジで…へん」
『俺がかよ(笑)』
一度指の先端まで引き抜き、もう一度根元まで差し込む。
抜く時は開放感と言うか、排泄してる(汚い)様な感じで
気持ち良い?けど、
やっぱり入れる時が多少苦しい。
大体、普段ネコなんだから俺の気持ち分かるだろ。
わざわざ聞くのはいつもの仕返しなのか。
『そういや、今日坂本さんは?』
だんだんと指の抜き差しを早めるヤスが、唐突に隣人坂本の事を聞いてくる。
「…ふ、きょ…は夜勤…」
『今いんの?』
「ん、ぃ、る…」
『じゃああんま声出せないね(笑)』
どこか意地の悪い笑い声を上げながら前戯を続けるヤスに
何だか凄く嫌な予感。
大分慣れたのか、声を小さく呼吸していた俺に襲うのは
2本目の指。
何かビデオで見たことがある様な、
人差し指と中指をクロスさせた状態で
一度腕を横に仰ぎ、俺にヒラヒラと見せる。
「…船酔い対策?」
『ドクターコトー!!(爆笑)本当にムード無いなお前は』
んな事言われても耐えられない。
いつも俺の下でデカい図体して可愛く喘いでるヤスが俺を抱くとか。
恥ずかしさは無いが、どこか
【流されたら負けだ】
感が否めない。
ズズズズズ…
先ほどよりも体積を増した異物が、俺の中に遠慮無しに侵入してくる。
「〜〜〜!!だっ!ちょっ…と痛い!待って待って!」
『がーまーんしな』
ズブズブズブ…ズッズッ…
尻に変に力が入っているのか、根元までは入りきらない様子。
無理矢理グリグリと指を進めているヤスに