高校に入ってから調子に乗っていたかも知れない。
俺は失敗を知らなかった。
ヤリたいようにヤルだけ。
だが、そんな生き方につけが回ってきた。
抱いた女は不良の女だった。
「なに俺の女に手ぇ出してんだよ」
漫画やドラマの再現を自分がするなんて夢にも思わなかった。
「やめろ!」
虚しい強がりだった。
「ん!んん!」
目隠しされ、口に何かを詰められた。
ここがどこかも分からない。
だが、自分が横たわってる地面がコンクリートだってことは分かった。
「脱げよ!」
「んん!」
抵抗は無駄だった。
相手は何人いるか分からない。
押さえられ脱がされた。
「これで俺の女犯したのかよ」
靴でグリグリと踏まれた。
「ん!ん!」
「やっぱ声がねぇとツマンネェな」
腕と足を縛られた代わりに、目隠しがほどかれ、口の中の物が取り除かれた。
「やめて…下さい…」
「あ?」
今度は靴を脱ぎ、優しいタッチで俺の股間を刺激してきた。
「やだッ」
「こいつ感じてるぞ」
「マジ?Mじゃん」
「変態キメェ」
罵倒されても、股間に加えられる刺激に、カラダは反応してしまう。
「俺らに責められて喜んでるぞこいつ」
「ほら…どうして欲しいんだよ」
「…やめて」
「ちげぇだろ?」
ギュッと踏まれ、痛みに涙が出そうになった。
「もっと…して…」
「なにを?」
「恥ずかしいこと…もっとして下さい…」
最大の屈辱だった。