中指の第一関節が30秒程度かけて入った。
動きを止めると深いため息の後、深呼吸をして冷静さを取り戻そうとしている。
「痛くないか?」
そう尋ねると、「今の所は大丈夫です」とかろうじて笑顔で応えるが、先ほどまで悶えに悶えていた隼は無意識に肩や表情に力が入っている。
「そうか、大丈夫なんだ…。」
私が右手の中指を時計回りにゆっくり、ねっとりと回すと「お尻を痙攣させるようにヒクヒクさせながらオットセイの様な声を出している。最後の「やばい…入って来る…」だけははっきりと聞き取れた。
第二関節まで入れるとお尻を掴む形で大きくこねくり回した。
「おー、おー、おー」と深呼吸から声が漏れる。
大分動かしても痛がらないなと思ったのでスルッと中指のつけ根まで指を差し込んでみた。
「っつぅ…」と声が漏れると共に肛門がキュッと締まり俺の中指をロックした。
「痛かったか?今日はここまでにしとこう。」と言うと「まだ大丈夫です。勇人さんが気持ちよくなるまでして下さい。」と、殊勝な隼の気持ちは嬉しかった。
「でもほら、お尻を綺麗にしてないし、指先に何かが当たっているよ?」
と言うと中指の先端で隼のナカにある塊をコリコリと触ってみせた。
隼も悟った様で「あ、すいません。汚いですよね。すぐに綺麗にして来ます。」と焦った感じで言うので「綺麗にする方法とか知らないだろ?そしていきなりやり過ぎるとキレちゃうからダメなんだよ?」
と諭すとゆっくりと指を抜いた。
抜く瞬間、大きくビクッと体を揺らしたが、その後は全身を脱力させて体力の回復をしていた。
私がシャワーを浴びてくるように伝えると、トイレに行った後でシャワーをしに浴室に入った。
ふと冷静になった私は、台所で手を洗うと、服を着た。