泰明はクラス委員長になった。なんだかんだ言いながら、周りを見てるし面倒見がいい。
泰明は乗り気じゃなかったみたいだけど、先生の指名なので仕方なく・・・と言う感じ。
悠介はレスリングの大会で徐々に成績を残せるようになっていた。
卓哉はバイトに勤しむ毎日。
俺はその年の6月頃に彼氏ができた。
当日俺は18で彼氏は21。顔は犬みたいで、短髪。ラグビーを大学でしてて、わざわざ九州から関西にでてきてた。
電話してたり、一緒に話してる時にふいに出る方言が好きだったけど、彼氏は関西弁が好きだと言っていた。
名前は晃。
「明日、文化祭があるんやけど晃くるー?」
「行っていいと?邪魔やない?」
「まぁ、ほぼ自由解散やしいいんやないー?」
「明日は練習休みで講義もないし、暇やったから丁度いい!」
「じゃ、また時間メールするー。」
明日は文化祭。
前々から制服姿が見たい、見たいと言ってた彼氏。
折角だから、と誘ったらかなり喜んでた。
当日、携帯を隠して持ち込んで彼氏にメール。
「○○時に正門ね。」
「分かった!俺んこと見つけてね。」
時間になって正門に行くとポロシャツにジーンズ。
普段かけない眼鏡とコンビニの袋を持って立ってた。
「お、龍博ー。」
「お待たせ。って、なに買ってきたーん?」
「内緒。ほら、早よう案内してや!」
「分かった、分かった。」
と、彼氏と校内ぐるぐる。
フランクフルト買ったり、ジュース飲んだり焼きそば食べたり。
彼氏はめっちゃ食ってました。客引きされると断れないみたいで(笑)