俺は23歳でガテン系の仕事をしてる。
俺にはすごい慕ってる先輩がいて、ある日その先輩が俺を飲みに誘ってくれた。
俺は最初二人きりだと思ってたが、先輩は電話でもう一人呼び出した。
俺と先輩は居酒屋で先に飲んでた。30分くらいしてから、一人の若い奴がやって来た。
「俺の後輩だ。お前らタメ同士だし、仲良くやれよ」
と紹介されたのは亮と言う奴で、色黒で坊主でかなりイカつい奴だった。
先輩は族上がりでかなり気合いの入ったやんちゃな人だったから、この後輩もかなりヤバそうだな…と思った。
亮はかなり見た目と違ってすげえ気さくな奴で、俺らはすっかり仲良くなった。
亮には今片思いの女がいて、毎日辛いという話を聞いた。
俺も片思いの奴がいたから、お互い辛いよな、と言いながら慰めあった。
亮「お前いい奴だな。尾崎サン(先輩)がすげえお前の事可愛がってるから、いい奴だと思ったけど、お前は本当にいい奴だよ〜惚れそう笑」
酔った亮が何度も俺に言った。
俺は冗談で
「じゃあ俺、亮の彼女になるよ 笑」
って言ったら亮が
「マジでぇ!?じゃなってよ 笑」
て言った。
「いいよ。片思いの女なんか俺が忘れさせてやる 笑」
俺は半分本気だった。
亮は笑いながら
「偽ホモカップルだ〜!ウケんし!」とか言ってはしゃいでた。
先輩も
「お前ら気持ちわりぃよ!」とか言いながら笑ってた。
俺らは朝まで飲んで、解散した。