ゆ「じゃあオレらは先に風呂に入るからさ、おまえら体洗えよ。」
お「了解す」
ゆ「大樹もな」
だ「わかってますよー、悠斗先輩。」
大樹はなんか馴々しく悠斗先輩に言った。
だ「そういやさ、章吾って入寮式いなかったよな?何してたの?」
頭を洗いながら大樹が言う。
お「ああ、ちょっと用事があってさ、出れなかったんだ。大樹は?」
だ「俺はそりゃばっちり出たよ、そこで翔先輩にも紹介されてさ。」
お「ふーん。」
向こうの湯槽には楽しそうに笑う悠斗先輩と翔先輩。
だ「でさでさ、どっちがよかった?」
お「え?」
だ「悠斗先輩と翔先輩だよ。」
お「どっちがよかったって……どういう意味?」
だ「だからさー、かっこよさだよ、やっぱ同性だし、これから一年は一緒の部屋なわけだしさ、合う合わないってあるじゃん?まだオレらは先輩の内面とかは知らないんだし、最初は外見からだろ?」
お「ん、まあそうだけどさあ、これから俺等の面倒見てくれる先輩なんだぞ?そんなのどうでもいいと思うけどなあ?」
だ「はは、章吾はおもろいな?」
お「おもろいって何だよ?」
だ「いや、こっちの話。」
お「ちなみに大樹はどっちなんだよ?」
だ「ん?俺か、俺は翔先輩だな。なんか爽やかでいいじゃん?」
お「じゃ悠斗先輩はどうなんだよ?」
だ「あー、あいつ、じゃなくて、悠斗先輩か…」
お「お前、口の聞き方気を付けないと怒られるぞ笑」
だ「へーへー、さ、洗えたし先輩方の背中をお流ししましょうぜ。先輩ー、洗えましたよ、背中流しまーす。」
それを聞くと先輩たちは椅子に腰掛けて後ろを向いた。
だ「背中流しまーす!」
オレらは背中を流しはじめた。
お「あ、そういや翔先輩は何か部活してるんですか?」
し「あー、俺硬式野球部なんだ。これでも四番なんだぜ?」
お「へー、意外っすね、先輩結構細いから野球部っぽくないですもんね。」
だ「でも先輩は足とケツはでかいですよね、ほら、章吾見てみろって。」
そういうと大樹は俺の手を持ってのぞかせた。
お「ほんとだ、すげぇ。」と言いながらも俺が目が行ってたのは翔先輩のちんぽだった。
サイズは大きめだったけど太かった。
し「おい、あんま見るなよ、恥ずかしいだろ。」
先輩は真っ赤にして前を向いた。
大樹を見るとなんかにやにやしてる。
こいつゲイじゃないのか?
俺は何か直感でそう思った。
けどここで聞けるわけもなく、このことは今度聞いてやろうと思った。
ゆ「はいはい、おまえら何やってんだよ。バカなことやってないでさっさと背中流せよな。」
お「すいません。じゃ流します。」
ゆ「おまえらさ、部活決めたの?大樹は?」
だ「俺は高校と同じでバスケにしようと思います。悠斗先輩もバスケ部なんすよね??」
ゆ「あ、あぁ………じゃ、お前は?決まった?」
お「俺はバスケ部にしようかなと思ってます。高校の頃からやってみたかったんですよね。」
だ「何、お前もバスケにするの?じゃ、二人をよろしくお願いします、悠斗先輩。」
ゆ「ったく、めんどくさいな。ちゃんと言うこと聞けよ。」
し「なんだよ、野球部には興味ないのかよ。こっちも人数少ないのになあ」
ゆ「あさってには入部届け出しとけよ。」
だ「はい!」
ゆ「じゃ、そろそろ出るか!」
し「おう」
だ「先輩、風呂出た後飲みに行きましょうよ?明日休みですよね?」
し「んー、そうだな。行くか!」
だ「じゃあ四人で予約入れときますんで!」
し「当然おまえらもだぞ、202」
ゆ&お「え?マジ?」
し「10分後喫煙室でな」
風呂では何もなかったけどちんぽ見れたしよしとしよう。思いっきり酔わせてやる。
風呂出たときはそう思っていたんだ。