実体験と妄想を3:7でお送りします。
ふー…。
静かだなぁ。
みんな実家なり彼女のいるやつはソコに行ったりしているんだろうなぁ。
一方、俺はというと実家は遠いしゲイなわけで行くとこもないしで寮に居残っているってわけだ。
それで、普段できないことでもと部屋ででっかい音でAVを見ていたんだが当然女ものしかない…。
…つまんないし、風呂でも行ってみっか。
今の時間じゃあ誰もいないだろう。
そこで派手にぶっ放せば少しは退屈しのぎになるかもしれない。
そう思って、風呂場へ向かった。
くそぅ、先客か…。
風呂場につくと誰かの脱ぎ捨てられた服が置いてあった。
俺の息子は期待に裏切られ怒ってしまっている。
俺は服を勢いよく脱ぐとタオルで前を隠して浴室への扉を開けた。
ほどなくして湯煙の中でガタイのいい男が確認できた。
「た、武内先輩!?」
なんで先輩がここに!?先輩には彼女がいるはずで、休みは彼女の家で過ごすと伝え聞いていたのに…。
「おぅ!サトちゃんやん。おまえ帰んなかったの?」
でっかい瞳で俺を見つめてくる。
…やばい、スゲェかわええ。
反応しそうな下半身を隠そうと急いで先輩のいる浴槽に浸かった。
「ぇえと、はい。自分モテないから行くとこもないんで。」
「そっかぁ。意外だな。サトちゃんモテそうだけど。」
先輩にそう言われお世辞だとしても嬉しくないはずがない。つい照れてしまって目を逸らす。
「あの…先輩はどうして残ってんすか?」
「あぁ、別れたんだよ彼女とは。浮気してやがってな。」
「えッ!?すいません…。」
謝りながらも俺は少し安心してしまった。
「いや、いーよ。俺もちょうど熱が冷めかけてたからな。女はわかんない生き物だよ。」
「…はは(笑)。」