続き書きます。
話した日以来、俺は話した奴・・・孝太のことを意識し始めた。
放課後。
孝太が女子と一緒にいるのを見た。
「当たり前・・・だよな」
なんだろう。
このモヤモヤ。
イライラした。
夜の公園。
「ん・・・」
木に手をつき、アナルを晒す。
「卓哉君のアナル美味しいよ」
チロチロと舐められるたびに体が反応する。
「ひぅッ」
「可愛いなぁ」
大事にして欲しかった。
その時だけでも一番になりたかった。
挿入される男のモノ。
「ぁ・・・ん」
「ゆるいなぁ。ヤリまくってるの?」
「いいから・・・して・・・」
「エッチだなぁ」
最初から激しい振り。
「あぁぁッ!」
「静かにしろよ」
「すみま・・・せん」
「出すぞっ!」
「はぃッ!」
「あッあぁッ!!」
強く掴まれている腰。
注ぎ込まれる精。
それが唯一の嬉しさ。
俺の必要性を確かなものとしてくれる。
大事なもの。
そのまま次の待ち合わせ場所である銭湯に行った。
待ち合わせというより、書き込んだだけだが。
『今日、○○という銭湯に行きます。誰か軽くしませんか?』と書き込んでいた。
いつも客が少なく、時間帯によっては誰もいない。
たまに一人で貸し切り気分で入るのだが、今日は一人の気分じゃなかった。
「ぁ・・・あ・・・」
10人くらいとした。
虚しい。
身体がダルい。
動きたくない。
でも、いつまでもタイルの上に転がっているわけには・・・。
ガタンッ
誰かが脱衣所に入ってきた。
やばい・・・。
焦っても動けない。
立てない。
膝がガクガクする。
ガラガラ
最悪。
終わりだ。
見ず知らずのノンケにこんな姿・・・。
「卓・・・哉?」
「ぇ・・・?」
そこにいたのは孝太だった。
「ごめん・・・」
「気にすんなって」
汚れた体を洗い、タイルも洗った。
それを孝太は嫌な顔ひとつせず手伝ってくれた。
お互い裸で風呂に入ってるのに、なぜかゆっくりできた。
いつもなら臨戦態勢なのに。
「それにしても驚いたよ。入ったらあんな格好でさ」
「・・・」
「まぁ・・・気にすんなよ」
アハハと笑う孝太。
それから少しして、部屋に戻った。