「あーあぁ。まただめかー。これで3連敗」
携帯電話を片手に祐一はため息をついていた。
やっと見つけた好みの男にメッセージを送ったものの返信がない。
「もうちょっとかっこよく生まれてたらなぁ。あーイケメンになりてぇ。」
街行くカップルたちを思うとどうしようもない寂しさに駆られる。
「ま、明日も早いし寝るか」
今年もクリスマスイブは独りだった。そろそろ慣れた頃だ。
「イケメンの彼氏ができますように。」そう言って祐一は布団をかぶり眠りについた。
次の日目を覚ますと、ベッドの前には大きな箱が置いてあった。
「なんだこりゃ。昨日はこんなもん無かったよな?」
最近の疲れのせいだと自分に言い聞かせて支度を整え、会社に向かう。
そろそろ本格的に冷え込んできただけに人肌が恋しい。
祐一が仕事から帰って来ても、その箱は依然として居座っていた。
「おかしいなー。誰が持ってきたんだ?そういやこの前の飲み会で飲み過ぎたっけ。あの後なんか買ってきちまったのか?まぁ開けてみるか」
ダンボールを開けると中には小さな箱があり、箱を開けると更にカプセルと取扱い説明書が同封されていた。
「なになに…カプセルをお湯に入れて3分経つとイケメンが出てきます、だぁ?なんじゃこりゃ?誰かのいたずらか?」
そう思いつつもとりあえず説明書通りの手順に従い、湯船にお湯を張りカプセルを入れて3分間待つことにした。
3分待っている間退屈な祐一は、テレビを見ようとスイッチを入れた。すると大好きな妻分木くんがテレビに出ている。
「やっぱ妻分木くんカッコいいよなー。次は何の映画の主演なんだ?え!新垣優衣?許せん。妻分木くんは渡さねーぞ。」
既にあれから3分が過ぎていた。テレビにすっかり夢中になっている祐一の後ろから物音がした。
「ん?わ、わぁー!!」
祐一が後ろを振り向くと、身長180センチほどの男が素っ裸で立っていた。
「よぉ!ご指名ありがとうございやす。陽です。」
全く状況が分からない。誰なんだこいつは。
「お前誰だよ!人んちに勝手に入りやがって!」
「誰だよはないだろー。お前が開けたんだろ?あの箱。早く開けてくれないか ら寂しかったんだぜ?」
祐一ははっとした。さっき自分が開けたカプセルの中に入っていたのがこいつなのだ。
「お前お風呂場から出てきたのか?あのカプセルに入ってたんだな?」
「そうだよ。祐一がイケメンが欲しいっつうから来てやったの。なのに誰だろは酷いなぁ。」
信じられない現実に軽いめまいを感じつつも事態を冷静に把握しようと努める。
「ってことはだな…つまり…じゃあお前が今日から俺の彼氏ってこと!?」
「そういうこと。とりあえずなんか着てもいい?さすがにこの格好もないしな。」
改めて見る陽の体は胸は鍛えられた筋肉で厚く、腹は適度に引き締まっていて程よい肉付きだった。そして陰部は重量感があり十分な大きさだった。
祐一は露わにされたその部分に釘付けだった。最近すっかりご無沙汰な祐一には十分すぎる刺激だ。今にもしゃぶりつきたい衝動を堪えている。
祐一の視線に気がつくと陽は少し恥ずかしそうな素振りを見せた。
「そんな見るなよー。照れるだろ笑」
陽が頭をかいて下を向いている間に祐一は陽の肉棒にしゃぶりついた。
「うぉ…あ…いきなりだな。」
陽の肉棒は瞬く間に硬度を増し立派に成長していく。祐一は陽の肉棒を味わうように愛撫する。
陽の喉からは小さな呻き声が漏れ、その音が一層祐一を掻き立てる。
「…ぁ…はぁ……っ……あっ……」
先程までテレビの音に満たされていた部屋は一転して二人の空間へと変わっていく。
「…ぁ……はぁ……やべぇきもちいい」
祐一は肉棒への奉仕を止め、草むらの中へと顔を埋める。少し汗ばんだ陽の匂いを嗅ぎ、肉棒の付け根を舌先で十分に刺激し、柔らかな袋へとなぞっていく。
「…ぁ…あ……はぁ…」
祐一の柔らかな口内に全てを吸い込まれそうな感覚に陥る。微弱な電流が脳内を流れ続ける。
袋を口に含むと、吸い出すように口をすぼめる。陽は違った種類の快感にまた酔いしれる。
両方の袋をほぐしてやると祐一はその奥へと指を進めていく。
「あっ…」
一瞬陽の腰がひるみ、そしてまた指に当たるように腰を沈める。
「あっ…はっ……あっ…」
二つの桃を掻き分けて進んだ祐一の指先は敏感な部分を確実に責めていく。
「…ぁ…はぁ…ぁ……ん…」
すっかり祐一の虜になったその腰は、一層奥へと祐一を招き入れるよう動き出す。祐一も陽の反応を見ながら、ほじくるように指を穴の入り口で動かし続ける。
「……ぅ…ぁ……。」
祐一は指を止めた。
陽はじれったさを感じて腰を自分から動かす。しかし、いつまで経っても祐一の指先にたどり着けない。
「もっとして欲しがったらお願いしろよ。もっとして下さいって。もっと気持ちよくして下さいって言ってみろよ」
陽は顔を少し赤らめながらも快感への欲望に負け嘆願する。
「…もっと気持ちよくしてください……もっとお尻いじってください…。」
祐一は陽の股の間に仰向けになった。上には硬く勃起したペニスが見える。
「俺の上に座れよ。舐めてやっから」
陽は恥ずかしさを感じつつも、祐一の口の上へと腰を下ろしていく。不安定な姿勢を維持しつつも、一層の快感を貪っていた。
祐一は最初は舌全体で慣らすように、入り口が柔らかくなっていくと次第に指を入れて動かし始めた。
「…ぁ…あ…いい…ぁ……」
陽は自分の腰が砕けていくような錯覚にとらわれた。自分でも腰を動かし一層の快感を貪る。
次第に指では物足りなくなり、もっと太いものが欲しくなる。祐一のものでいっぱいにしたい。そう思っただけで先端から滴が溢れる。