「隼、唐突になんだい?」俺は動揺が隠しきれず、少しうわ付いたイントネーションでそう聞き返した。
「勇人さんは僕を何度も気持ちよくさせてくれますが、勇人さんはその…あまり逝ってませんよね。」と、隼は真剣に聞いてくる。
「確かに。そういう意味ではエッチはしたいかもね。」
「じゃあ僕とエッチして下さい。」真っ直ぐな目で僕のS心を揺さぶることを言ってくる。
「でも隼は男とエッチはしたくないでしょ。LGBTではないんだし。」
「そうですけど、でも勇人さん優しいから、勇人さんとなら…勇人さんなら身体を委ねたい…エッチしたいと思っています。」少し困った様に、そして少し恥ずかしそうに、でも丁寧な言葉で伝えてくれた。
「なんか告白を受けているみたいだ…ありがとう。」
俺の全力の誠意でそう伝えた。
「いえ…でも僕は本当に勇人さんのことが好きですし、それに大好きな勇人さんに僕で気持ちよくなってもらいたいんです。」更に真剣な面持ちで攻めてくる。
「ありがとう…でも…ね…」言葉を少し濁すと…
「タイプとかじゃないってことですか?こんなにガリガリだし、僕みたいな人間がやっぱり…」
隼は自己完結する様に体を小さくさせて頭を項垂れながらそう呟いた。
「いや、そうじゃなくて…。俺は年下の小柄な子が好きだから隼はそもそもタイプだし、それに俺も隼のこと、大好きだよ。」少しはに噛んだ感情と闘いながら、隼に気持ちを伝えた。隼はその言葉に少し照れて言葉を失っていた。
「え…じゃあなんで…」ひと呼吸おいたタイミングで尋ねてきた。
「一つは隼がノンケだから、エッチできても悪戯レベルまでかなと思っていた。もう一つは本格的に『エッチ』をするとなると、隼のア●ルを開発しないといけないからね。」
「えっと…開発ってなんですか?」
隼は真面目に聞いてきた。