コメントありがとうございます。新しいスレッドを立てたほうがいいんじゃないかと提案もいただきましたが、俺は細々とここでやっていくつもりです。事実、いろんな方が見てくださってコメント残していってくださっていますからね。もうちょっとだけこのスレッドを使用させてください。お待たせしました。続きです。
「ほら、口を開いて」
キスの合間に大史がささやいた。俺はその言葉に無意識のうちに従っていた。口を開いた瞬間、大史の舌が俺の口の中に入ってきて、さらに身体は緊張した。どう息をしたらいいかわからなくなって、水におぼれた時のように息をひそめて、また乱れた。そんなことを知ってか知らずか、大史の舌はどんどんせめてくる。俺の上あごを舌先で軽くこすられて、かゆくなるような、くすぐったいような感覚がした。
あまりに緊張して何も動かない俺に、大史は優しく誘導してくれる。
「今度は舌を出して」
なぜかわからないが、大史のささやきは素直に従ってしまう力があった。俺が舌を出すとすぐに大史の舌に触れた。その瞬間、大史のキスはもっと激しくなって、舌を絡ませながら何回もキスをした。
大史もすこし興奮してきているのか、息が荒くなって、キスの合間に漏れる口からの息がとても色っぽくて、こんな大史を見るのは――感じるのは初めてで、さらに大史にはまっていきそうになった。
そのとき、俺を後ろから抱きしめていた大史の腕が俺の身体を服越しに触ってきた。たった一枚のシャツしか着ていなかったからその手の動きが生身に伝わってきて、俺の息はさらに乱れた。いつのまにか身体全体が敏感になっていて、大史の腕が触れるところ、指が触れるところ、そして、唇が触れるところがびしびしと伝わってくる。大史の唇が俺の唇から離れたかと思うと、そのまま頬をつたって耳たぶを舐められた。そして、「大好きだよ」とささやかれた。
その一言だった。全身の鳥肌が一気に立って快感が押し寄せてくる感じがした。いつのまにか大史の手は俺のシャツの内に入っていて、大史の手がじかに俺の身体を触っていた。大史の右手が俺の左乳首を見つけると、軽くつねったり、乳首の先だけをそっと触ったりと、俺の敏感になった身体には充分すぎるほどの刺激だった。さらに大史の唇は俺の首筋をすっと舐め上げ、また鳥肌が総毛立つのを感じた。この刺激はやばすぎて、俺の口から吐息とともに小さな喘ぎが漏れた。俺は運動した後のように息が上がって、肩が上下した。
でもこんな刺激はまだまだ序の口だったことを、この先知ることになる。
大史が左手で俺の右乳首をいじり始めたかと思うと、空いた右手が向かった先は俺の股間だった。大史の右手はズボン越しに俺の股間をがっしりとつかんだ。
続く