コメントありがとうございます!
嬉しいし、めっちゃ励みになります!
とりあえず、今回で一区切りです。
初めてで読みにくい部分も多かったかもしれませんが、少しでも楽しんでもらえてたら嬉しいです!
それでは。
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翌日、学校への足取りは重かった。
ハヤトはどんな顔してるのかな。かずみにどんな顔したら良いのかな。
バレてるわけでもないけどそんなこと考えて。
毎朝ハヤトと落ち合う公園。
いつの頃からか一緒に行く様になって。
この公園がいつの間にか待ち合わせ場所になってた。
「一緒に行こう」なんて言ってないけど。
ただ毎日の様に顔を合わせる様になって、いつのまにかお互いに待つ様になって。
今朝、ハヤトはまだ居ない。。もう行っちゃって居ないだけかな。
「もう会いたくない」そう思う自分もいるのに、ハヤトが居ないことに寂しく思う自分もいる。
ベンチに座って、ハヤトを待った。
…このままサボっちゃおうかな…学校行ってハヤトが居たらヤだし、、。
朝からまた泣きそう。
勝手にいじけて、勝手に泣いて。自分がバカみたい。
それからベンチで30分はボーっとしてたと思う。
サボるにしても、家帰るわけにはいかないし。
制服で街中うろつくわけにもな…。
そう気付いてベンチでうなだれてたとき、不意に背中を叩かれた。
「おう、おはよっ」 ハヤト!!
僕「え、あ。うん」 いっぱいいっぱいな俺は頷くだけで精一杯。
ヤハト「何て顔してんだよ。犯すぞこら」
僕「え…、いやシャレんなんないよっ」 ちょっと笑えた。
ハヤト「にゃはははは。ほや早く行くぞ!完全に遅刻だし」
僕「うんww」
いつものハヤトだ。
ハヤト「にしても、今日はもう先行っちゃたかと思ったのに。やっぱ俺の事好きか?ん?」
僕「何言ってんだよ。人の気も知らないでっ(。・`ε・。)」
ハヤト「冗談だよ!ありがとな」優しくそう言って笑顔を見せてくれた。僕の好きな笑顔。
あまりに普通だから。拍子抜けだ。
あんなに泣いたのに。あんなに悩んだのに。
でも、やっぱハヤトだ。
ハヤトはハヤト。僕の大好きな親友。
それから、たくさん話した。次の日もその次も。
僕の気持ちも、ハヤトの気持ちも。お互い言いたい事だけ言って(笑)
だけど、もっと大好きになれた。憧れなんだから。大切な人だから。
ハヤトは僕を諦めるって。かずみのこと応援するって言ってくれた。
ハヤト「だからたまには、ちゅーさせろよな」
僕「なんでだよぉ。…でも、たまになら……て絶対ヤだから!あはは」
ハヤト「なんだこのヤロー!期待させやがって。」
今は冗談にして話せる。ハヤトもその方が気楽だって。
ときどき寂しい顔したりもするんだけど。そしたら僕も寂しくなって。結局ハヤトに励まされたり。
強い存在。だからいつも頼ってばかり。
僕「ごめんね。チュっ」 ほっぺにキスをした。
ハヤト「あ、、」
照れてるハヤトも可愛いな(笑)
僕「何赤くなってんだよw」
ハヤト「だってお前…そりゃ」
僕「ハヤトは友達だよ。親友!だから"ごめんね"のちゅー。今ので最後っ」
ハヤト「はは、振られたわけだな」
僕「僕も強くなるから!」 今時、ピースサインで胸張った。
ハヤト「なんだ、俺に押し倒されないようにか?」
その印を掴んで、それごと、ハヤトは僕を包んだ。
僕「そんなとこかな(-_,- )」
ハヤト「にゃははははは」
僕の頭をくしゃって、撫でて嬉しそうに笑った。
ハヤトといると、誰にも負けない気がするんだよ。
それは、今まで一度だって弱い所を見た事ないからなのかも。
強がりだから。見栄っ張りだから。泣き虫なんかじゃないけど、泣く事だってあるんだよね?
いろんなツライ事、隠して歩いてるから。走って吹き飛ばしてるから。笑い声で掻き消して。バカやって誤魔化してるから。
僕はハヤトにはなれないかもしれない。だけど、僕が…僕だって支えたい。
そうなれるまで、せめて迷惑かけないように。平行線で。二人で前見ていきたい。
僕の自慢の人。彼が傷ついたときには、僕の笑顔で迎えてやるんだからっ。
-終-