ピンク色の桜がヒラヒラ舞い散る
俺は新学年にあがり練習試合の場所に向かっていた
そこであいつと出会うなんてこれっぽちも思っていなかった―――――――
「あー今日の練習試合の相手ってつえーの????」
「まぁまぁ強いみたいだよ!でも団体5位ぐらいだし亮太が真面目にやれば勝てる相手だよ」
「………真面目にかぁ……俺がねぇ…」
なんて思いながら会場に着き、ほかの部員は体育館に移動
「亮太どこいくの??もぅ準備しなくちゃ監督来るよ」
「っは!??まっ!!別にいーだろ??海もあることだし、ちょっと一服してくる」
「怒られても知らねーからな」
「いいよ、別に!お前があとで呼びにきてくれるから☆」
“カチッ!カチッ”
「フゥ〜!やっぱ試合前にはタバコだなぁ!あーどうせ練習試合でかったりーし適当にやるかな」
なーんて思いながらタバコを吸っていると……
ドタバタドタバタ!!
「おーいもう始まるってよ」
「あーわかった!すぐ行くわ」
だるそうに体育館に向かい、いつものように扉をあける…
!??
誰!??
いつもいるはずの顧問じゃないやつがいる!!!!
俺と目が合う……
「おい!亮太!遅いぞ!!何してたんだ??」
「つうか誰!?顧問は堀越じゃねーの!??」
「誰とは失礼なやつだな!!!去年あんなにお前のこと世話してやったのに!!忘れたのか??」
「………!!!あっ!あー!!!!生徒指導室にいた!!」
そうなんです。俺は高校1年の時に停学くらってこいつに会っていたんです。
「やべっ!!まじでやべー↓タバコの匂いバレる!!!」
「どうせお前のことだからタバコでも吸ってたんだろ??」
「吸ってねーよ!ちょっと海見てただけ」
「まっ!!ならいいけど!!!早く着替えてアップしろよ!!」
「てかなんでいるのさ??バレー部の顧問だろ???」
「今年から堀越先生の代わりに受け持つことになったからよろしくな」
「なるほど!!そーゆうことか」
納得して時間もなかったからアップに入る
これがあいつとの出会いだった
まさかこれからいろんなことが起きるなんて全くこの時は予想もしなかった―――――――――――