これは去年、俺が高校3年だった時の話。今となっては良い思い出だが、当時の事を思い出すと今でも胸が苦しくなる…
夏休みも終わった2学期の授業。教壇の前では数学の教師、横山が面白くもなんともない授業をしていた。そんな中俺はと言えば、教科書を何冊も積み上げ、それを枕代わりに眠っていた。しかし、横山は俺を起こしに来る事はなかった。俺もその理由をよく分かっていた。俺みたいなバカに授業が分かるかという軽蔑と俺に対する恐れだった。俺は正直言って頭が悪く、バカだ。成績はいつもすれすれだった。しかし、中学から柔道をやっていることもあって喧嘩だけは強かった。体格もでかく、髪の毛には剃り込みを入れ、高校生だがあごひげも蓄えていた。そんな俺に慕う者もいたが、当然、敵もたくさんいた。そういう俺は誰からも怖がられ、そして、嫌われ、近寄るものはいなかった。内心、強がっていた俺だったが、心の奥底では寂しさでいっぱいだった。そんな俺の唯一の救い…それは女ではなく同じ高校の1年でサッカー部の和也だった。
和也は茶髪のロングヘアーに耳にはピアスをした、いかにも今風の男。でも顔は童顔で、笑うと可愛いえくぼがでる。芸能人で言えば藤原竜也に似ていた。普段突っ張っている俺はアイツの前だけで甘えることができたのだ。
夜の6時、学校が終わると俺たちはいつもの場所で待ち合わせをする。駅前のコンビニだ。ゆっくりこっちに歩いてくるアイツの笑顔を見ると俺は無条件で元気が出る。和也とコンビニへ入る。周りから見れば、兄弟に見えるのだろうか。周りは至って、不思議がらない。和也は黙ってコンビニ弁当を一つ籠に入れた。和也の両親は共働きで家には深夜まで誰もいないのだった。和也は他にもウーロン茶やジャンプ、スナック菓子などを籠に放り込んだ。「何かいるものある?」和也がそう言うと、俺は黙ってコンドームを入れた。和也も黙って笑っていた。
和也は駅前の高級マンションに暮らしている。父親も母親もエリートだと聞いたことがある。和也自身の部屋も13畳はある。いつものように二人で部屋に入ると、和也はベッドに寝転びながらジャンプを読み始めた。俺はそんな和也の横顔を見ているだけで欲情していた。我慢ができなかった。寝転んでいる和也の唇にキスをしようとする。「ダメ。今日は疲れてるんだから…」「いいじゃん。ちょっとだけ。」和也は寝転んで漫画を読みながら言った。「一人でオナニーでもやっててよ。」和也は俺をもてあそぶかのように不敵な笑顔で見てくる。「もう立ってるの?」呆れたように聞いてきたが、俺は黙って頷いた。「じゃあ、いつもの言ってよ」俺は顔を真っ赤にしながら言った。「チンポ、しゃぶって下さい…」「変態…」和也はそう言って俺の制服のズボンを脱がし始めた。
そして、そのままいきり立ったチンポにしゃぶり付いた。どす黒く長いさお、そしてチン毛で多い茂った中に黒光りした亀頭・・・すべてが、和也の柔らかい口に入っていく。「エロいチンコだね」和也はそう言いながら、舌を大きく使って、俺の亀頭で遊んでいる。俺の体中に快感が走り、大きな声が出てしまう。「龍君(俺)が実はこんなんだって知ったら、学校の皆どうするだろうね。」「全員、ひっくり返るだろうな」「そうだね、だってこんな声出すもんね…」そう言うと、でかくパンパンに詰まった二つの玉を舐め回した。「ウッ…」快感で、おかしくなりそうだった。「そんな声出して、嫌なの?」イタズラそうな顔で聞く和也に俺は「もっともっと!」とよがるだけだった。そして和也は力一杯、俺のチンポを締め付け、テコキしはじめる。我慢汁が止まることなく、ダラダラ流れ、いやらしい音が部屋中に響いている。「イク−!!」我慢できなくなった俺のチンポから大量の精液が飛んでいった。体中、精液だらけで放心状態の俺に和也は優しくキスをした。そのまま俺のチンポが小さくなることはなかった。その日一日で、コンドーム3つを使うはめになったのである。
そんな誰にも言えない関係の俺たち……しかし、そんな幸せも崩れる日は意外と早かった。
そもそも、俺と和也の出会いは高校3年の夏だった…