なんか体が重い・・・
おきるのもいやだ・・・
ずっとベッドで寝ていたい
仕事嫌だな
休もうかな
俺は非常に体がだるくて嫌気がさしていた
それでも何とか仕事に行く
仕事中も俺はどうしたらわからなくなってきた
男が好きなのに女と結婚しなければいけないのか
もしあの子と結婚したらSEXはどうするんだろう・・・
ちゃんと立つだろうか・・・
もし立たなかったら
好きでもないのに結婚してうまくいくのかな?
そのうちあの子のことが好きになっていくのかな?
もしナオキに出会わなければ俺は普通にあの子と付き合って結婚への道を勧めたのに・・
あいつが出てきたせいで俺の気持ちがわかんなくなってきたんだ
もうあいつには絶対会わない
あいつにだって家庭があんだから。。
俺は今から家庭作っていかないといけないんだから・・・
昼休憩中同期の同僚でで新婚さん中川が肩をポンと叩いてきた
「松尾なんか悩みでもあんの?お前さっきからずっとボーっとしてるけど」
俺はお茶を一口飲んだ
「ぜんぜんないよ。」
無理して笑ってみせた
「お前女のことで悩んでんなら俺に言えよ。最近彼女とはどうなん?」
小指を立ててきた(笑)
「まぁ前のやつとは別れて,今度お見合いした女とテニス行くよ」
「そうなんか。見合いなんかしてたん?結婚するん?」
「まぁね・・・結婚するかもな。俺も後二ヶ月で30だし」
俺は同僚たちには彼氏を彼女と言ってきた。この年になっても彼女がいないってわかったら絶対ゲイって思われるだろうから・・・
セックスの話とかも彼氏の話とかも女に置き換えて話した。ときどき変になるけど(笑)
「そっかよかったな。結婚はいいぞ!!」
同僚は笑顔で言ってきた
俺には結婚という言葉がプレッシャーだった
ズキっとくるというか,考えさせられるというか・・・
20代のときは結婚とか考えてなくても良かったのに・・・
この年になるといろいろと体裁とかあるから本気で考えなきゃいけなくなってきた
業務が終わりケータイを開くと叔母さんから不在着信が2件もきていた
俺はすぐにかけた
「もしもし!!ケンジ君良かったわね!!うまくいって!!向こう側もすごく気に入ってくれてるらしいじゃない!テニスも行くんですって?まぁ〜叔母さんはうれしいわぁ〜 お母さんのお墓に(俺の母)報告できるわね」
叔母さんは終始興奮ぎみでしゃべりたおした
どうやら銀行行ったらあの西山加奈子さんがいたらしく話したらしい。
それからというものずっと30分ぐらい一方的に話してきた
叔母さんの喜ぶ顔が目に浮かぶ・・・
絶対あの人今から結婚式まで予約しそうだ・・・